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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

橋下知事に「大きなお世話」と反論

大阪府の橋下知事が、男性首長の育児休暇取得の動きを批判したことに対し、湯崎英彦さんが、反論しました。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101021-OYT1T00917.htm?from=rss&ref=mixi

イクメン知事、橋下知事に「大きなお世話」
 地方行政
 男性首長に「育児休暇」取得の動きが広がっていることをめぐり、大阪府の橋下徹知事が21日、「世間を知らなさすぎる」などと批判したことに対し、第三子誕生後の取得を表明している広島県の湯崎英彦知事は同日、「大きなお世話だ」と反論した。


 橋下知事は「休もうと思っても休めないのが日本の現状だ。世間が育休を取れる環境をしっかり作るのが政治、行政の役割。首長は最後に取っていくのが筋だ」などと指摘。湯崎知事は「見解の相違」としたうえで、「県でもいろいろな方法で、育児休暇を取りやすい環境作りを進めており、(自身の取得も)その一環のつもりだ」と語った。

(2010年10月21日21時16分  読売新聞)


ハッキリ申し上げますが、育児のための勤務時間短縮程度もできない国なら滅んでいい、と思いますよ。

橋下知事の言動は、結局のところ、人々の不満の表面上、迎合しつつ、社会の改善は進めないものだと思います。

以下は、19日に発表した際の記者会見の全文です。

○ 子育て休暇の取得について
(知事)
 それから5点目になりますけれども,「私の子育て休暇の取得」についてでございます。
 既に報道でずいぶん流れてしまっておりますけれども,10月28日にですね,予定日として3番目の子どもが産まれる予定になっております。
 いつ産まれるかまだ分からないですけれども,産まれてから1ヶ月程はですね,いろいろ子育てやら家事を行うための休暇をとって,妻の負担を軽減するとともにですね,私も育児にですね,積極的にかかわりたいと思っております。
 



今年の3月に県で「みんなで育てるこども夢プラン」を策定してますけれども,その基本姿勢として,「子育てを男女がともに担い,分かち合う」という視点を掲げております。県民の皆様には,私が自ら先頭に立って,子育てをする父親ということで,「育メン」というのもですね,宣言をさせていただいたところでありますけども,今度3人目の子どもが産まれますので,これを機に,また「育メン」をですね,実践をして,県庁の職員のみならず,広くですね,働く男性が積極的に育児休暇をとっていただくきっかけ,あるいは,この子育てにかかわっていただくきっかけになって,また様々な職場でですね,女性でも男性でも,子育てをしやすい環境づくりが一層進むように,その一助になればと思っております。
 また,最終的にはですね,こういったことを通じて,いわゆる男女共同参画社会の実現というものに,一歩一歩近づいていくんではないかと思っております。
 子育て休暇ですけれども,出産後約1ヶ月ほど,朝,子どもが幼稚園へ行ったり,小学校へ行ったりするものですから,その支度や送り迎え等にですね,時間単位で休暇を取っていきたいと思っております。公務と調整しながらですね,これを行っていくと。あとは,できるだけ早く家に帰ってですね,家事をするということを考えております。
 私からは以上でございます。

○ 子育て休暇の取得について
(幹事社:朝日新聞)
 ありがとうございました。それでは,発表項目に関するご質問のある社はお願いします。

(広島テレビ)
 広島テレビの長島です。第3子,もうすぐご誕生ということで,おめでとうございます。

(答)
 ありがとうございます。

(広島テレビ)
 育休,時間単位で取られるということで,上のお子さんの送り迎えなどというようなことをおっしゃってたんですけれども,こういう時間なかなか取れることもないと思うんで,特に楽しみにされていることがあれば教えていただきたいんですが。

(答)
 上の子はね,今はもう勝手に小学校へ行くんですけれども,下の子がちょっと離れたところに幼稚園がありましてですね,車じゃないとなかなか送り迎えができないので,私が行こうかと思ってるんですけど。なかなかうちの下の子は幼稚園の制服があって,とっても可愛いんですけど,それを見る機会もあまりないんでですね,その送り迎え。またちっちゃい子が友達でいますから,そういった子ども達と「こんにちは」とか挨拶を交わすのを楽しみにしてます。

(NHK)
 NHKの平間です。時間的に公務の状況を見ながら,お休みになるというお話ですけれども,だいたい例えば1日,1ヶ月間のスケジュールで言うとですね,例えば朝の時間帯,何時間抜けるとかですね,夕方の時間帯にどれぐらい抜けるとか,ある程度どんな感じの仕事の仕方になりそうなのかというところを教えていただきたいのと,あともう1点ですね,県庁の男性職員の育児休暇の取得状況みたいなのがもし分かればそれも教えていただけますか。

(答)
 はい。基本的には,まず朝,下の子をですね,送るのに,これちょっと時間的にどれくらい必要かはわかりませんけれど,1時間くらいは要るのかなと思います。午後ですね,迎えに行くのに,これもフルに行くと,その往復っていうか,やっぱり1時間くらいかかるかなと思うんですけれども,その他子どものですね,学校だけじゃない,ほかのいろんなこともあるので,そういったことも含めてできるところは調整しながらやっていきたいなという感じですね。
 県庁の男性の育児休暇の取得率はですね,これは正直言ってあまり高くなくてですね,育児休業を取ったのが,平成21年度で,3歳までのお子さんで取られた人数が8.8%。数字的に具体的に言うと,57人対象者がいて,5人取得をしているという状況であります。広島県の状況はですね,平成21年度はまだ数字が出ていないんですが,平成20年度は0.7%〔正確には0.8%〕でありまして,全国でみますと,平成20年度が1.2%でありますから,0.5%〔正確には0.4%〕ほど低いんですけれど,1.2の0.7〔正確には0.8〕ということで,かなりそもそもの全体量よりは低いんですが,相対的にも大きな差があるというのが,広島県の現状であります。

(RCC)
 すみません。続いてRCC福原です。
 ちょっと,先ほどのスケジュール的なものの確認ですけれども,1日べったりお休みになるような日は想定していないということでしょうか。

(答)
 そういう日もあるかもしれません。日程の都合上ということで,どうしても外せない公務というのがありますので,それこそ,この期間にはノーベル平和賞サミットとかですね,あるいはインド出張みたいなのも入ってくると思いますので,そういうのはもう外せませんので,それ以外のところでは場合によっては休ませていただくこともあるかもしれないですね。

(RCC)
 あと,上の2人の時には,同様の措置を取られたりはしたんでしょうか。

(答)
 そうですね,上の2人の時というか,上の子が産まれた時には面倒を見る子どもがまだいなかったんで,大丈夫だったんですけど,下の子の時にはですね,そういった送り迎えも比較的近所だったので,助けをもらいながらできたんですね。今回はそれでは間に合わない状況なので,思い切って取らせていただくことにしました。

(共同通信)
 共同通信の橋本です。3点ほどお伺いしたいんですが,茨城県の龍ヶ崎市とか東京都の文京区では,特別職にも育児休暇ということを条例化する自治体もあるんですけれども,1点目はまずこれについてどうかということ,ちょっと1点目からお伺いしたいんですけれども。

(答)
 条例化についてはですね,特別職,私がもう1人産まれなければしばらく適用対象がないのかなという気もしますので,現時点ではそれは考えてません。

(共同通信)
 あと,ちょっと細かい点なんですが,いわゆるご出産の際にですね,陣痛なり何なりで,いわゆるご出産前に有給休暇を取得するということはないってことですかね。これはあくまで産まれてからってことなんですかね。

(答)
 出産は,これも公務に支障がない限り立ち会いたいと思ってますので,本当に外せないものでなければ,申し訳ないですけれどもキャンセルをしてですね,出産には立ち会うということにしたいとは思ってます。

(共同通信)
 ということは,この育児休暇ですけれども,産まれた後ということでは必ずしもなくて,場合によっては産まれる前も・・・ご出産には立ち会うご意向であるということですね。

(答)
 できれば。

(共同通信)
 あと,3点目なんですが,ちょっと今,知事もおっしゃったんですけども,世の中で育児,正に休業の方ですね。なかなかいわゆる無給であったりして,取得しづらいような状況もあるという声もあると思うんですけれども,これをその育児のために,男性も育児にもっと積極的にかかわるようになるためには,どういったようなことが必要なのかなと,知事は思われるのかお聞きしたいんですが。

(答)
 今,政策的にすすめていることですけれども,ひとつは当然,意識啓発という部分があると思うんですね。それは,経済的な理由を除いてもですね,やっぱり仕事の中のいわゆるピアプレッシャー〔職場などでの同僚からの圧力〕みたいなかたちで男性の方が取りにくいっていう現状があると思いますので,そういった意識的な部分を変化させていくということは必要なことだと思います。それから経済的な部分についても,男性と女性の所得の現実的な差などによって,女性の方は取りやすいけど,男性が取ると非常に厳しくなるということも,現実としてはあると思うんですね。それはどのくらいの期間かということは別にして,少しでも取りやすいように,今も我々は中小企業に対してですね,給付金を給付するようなこともやっておりますし,そういった経済的な支援というのもある程度,特に中小においては。大企業は私は十分,吸収できるんじゃないかと思うんですけれども,経済的な環境を整えるということも1つはあるかもしれないと思いますね。

(HOME)
 ホームテレビの下門です。おそらく全国の知事職としては初めての育休になろうかと思うんですけれども,いわゆる初物についてのお気持ちというか,感想を聞かせていただければと思うんですけど。

(答)
 たまたま初めてだったんですけど,これを機に,いろいろとニュースでも取り上げられると思うんですけど,先ほどの意識ということに働きかけていくことができたらなというふうに思っています。

(NHK)
 NHKの平間です。すみません,もう1点。ひとつはですね,さっき男性の場合,特にプレッシャーの面もあって,なかなか育児休業とか育児休暇の取得が進んでないという話がありましたけども,湯崎知事ご自身がですね,今回こういう育児休暇を取得するという決断をするに当たっては,何かその辺悩んだ部分ですとかそいういったことがあったのかどうかというお気持ちの辺りと,あともし決まっていれば,3人目のお子さんのお名前は何とおっしゃいますかね。

(答)
 それはまだ家族にも発表していないので。発表というかまだ決まっていないですけどね,端的に言うと。
 迷ったかというか,悩んだかというとですね,やっぱり私はそのどうしても外せない公務というのもありますので,そういう意味でどう折り合いをつけるかっていう点についてですね,少し考えるところはありましたけど,どちらかというと,周りの皆さんが是非取ってくださいという感じでおっしゃっていただいたんでですね,そういう意味では私は逆のプレッシャーというか,いいプレッシャーをいただいたのかな,と思っていますけど。

(読売新聞)
 すみません。読売新聞の平井です。今の関連なんですけど,周りの人というのは職員ということでよろしいんでしょうか。

(答)
 職員もそうですし,その他の方々もですね。まあ妊娠を知ってる方々。これは議会の議員も含めてですね。あるいは支援者の方々とか,そういう方々も含めてそういう声は非常に多かったので,そういう意味ではすごくみんな理解があるなと思いながらですね,ただなかなか進まないこの現実は何だろうと思いながら,おっしゃっていただきました。

(毎日新聞)
 毎日新聞の樋口です。今回の育児休暇に関して,奥さんはどのようにおっしゃってるんでしょうか。

(答)
 何でしょうね,「ほんとに手伝ってくれるの」みたいな。大体そういう面で私はあんまり人に威張れるようなことはあんまりやってないんでですね,「何よ,目立つだけ目だって」みたいに思ってるかもしれないですね。ちゃんとやれと。

(中国新聞)
 中国新聞の加納です。今回の育休について,もちろんとても歓迎の声も大きいとは思うんですけれども,一部からは,やはりその休暇という概念がない特別職がですね,育児休暇をとるということに対して,批判的な意見も寄せられたのではないかというふうに思うんです。インターネットなんかでも,案外,意見なんかが結構錯綜してる部分があるので,その辺について知事がどういうふうに感じておられるか,教えてください。

(答)
 もちろん,いろんなご意見はあると思います。そういう中でもですね,ある意味でいうと象徴的な意味合いがあると思いますので,あえて取らせていただいてますし,少なくとも,それが少しでも今の環境の改善とか変化の後押しになれば,私はそれは政策的にはいいことだと思いますので,そう思って取らせていただくことにしてます。

(読売新聞)
 読売新聞の野中といいます。今の回答に対して,さらにつっこんだ質問なんですけれども,少し,象徴的な意味合いがあると,あえて取ることが今後の環境の改善・変化の後押しになればいいというのは,取ったことで,こうやって反対だったり賛成だったり,議論が巻き起こると,それが環境が変わっていく変化を生んでいけばいいなという趣旨ですか。

(答)
 いや,むしろ知事でもとるんだということですよね。そういう認識だと思います。
 会社でもね,例えば一番下のスタッフが取るよりも,例えば課長だとか部長だとか,もし子どもが産まれて,じゃ僕が休暇取るって言ったらですね,やっぱり職場の中の取りやすい雰囲気っていうのは変わってきますよね。そういうことじゃないかなと思います。

(読売新聞)
 あと追加でいいですか。職員の休暇の取得率の目標値っていうのが今あれば教えていただきたいのと,同じように奥さんが出産を控えてらっしゃるお父さんたち,職員も職員以外の県民の方もいらっしゃると思うんですが,そういった方に何かメッセージがあれば。

(答)
 目標は10%ですね。平成21年度に10%だったんですけれども,ちょっとそこは到達してないということですね。これは新しい目標って何でしたっけ。

(事務局)
 まだありません。国のほうは13%です。

(答)
 メッセージとしてはですね,実は今日お昼に,これもまた皆さんご存知の,ブラウン・バッグ・ランチ〔ブラウン・バッグ・ランチ・ミーティング:昼食懇談会〕というのがあって,若手の職員と意見交換があって,来年,出産を控えた〔妻がいる〕男性職員がいたんですけど,「是非,君も取れよ」ということを言っておきましたけれど。是非ね,可能な限り,積極的に取ってほしいと思ってます。




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タイトル : 湯崎英彦さんの育児従事を支持し、大阪府民のみなさんに心か..
橋下知事に「大きなお世話」と反論 わたくし、さとうしゅういちの上司である広島県知事・湯崎英彦さんが、もうすぐ、第三子が生まれることを受け、「子育て休暇」を取得することを表明しました。 毎日のように一日中休むわけではなく、上の子の幼稚園の送り迎えや、家事などに、必要に応じて、公務と調整しながら従事するというものです。 詳細は、以下の記者会見をご覧ください。 http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1287453118863/index.htm...... more
by hiroseto2004 | 2010-10-21 21:24 | 広島県政(広島県議会) | Trackback(1)