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by hiroseto2004

八ッ場ダムという「街亭」で敗れた「馬謖」前原大臣

民主党元参院選候補者・Kさんへの手紙・・八ッ場ダムと鞆の浦、中曽根批判他

民主党政権の「街亭」となった「八ッ場」
2010年 11月 7日 16:58《群馬》 <公共事業> <政治・政党> <歴史> <省庁・官僚> <自治体>
さとうしゅういち

http://www.janjanblog.com/archives/22528


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(画像はコーエー「三国志孔明伝」プレイ中の筆者撮影)

(保坂展人のどこどこ日記 2010年11月6日)
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/5c14ad9011901dc7ab10ace952e7090e

「(民主党政権発足以来)『八ッ場ダム工事』は中止どころか旧政権の工程表通りに着々と進んでいる。おそらく、このままだと民主党政権が『八ッ場ダム建設中止の撤回』を明らかにするのも時間の問題ではないかと考えてきた。『中止の撤回』の後は、『建設の再開』である。
/なぜ、こんな奇妙なことが起きたのか。その謎は、『ダム本体事業中止』という言葉に隠れている。前原前大臣が中止したのは『ダム本体事業』であり、言い換えればダムサイト(=本体)の部分以外の『ダム関連工事』は粛々と進んでいたのが実態だ。鉄道や道路の付け替え工事も、ダム建設計画のままに建設された。川原湯温泉の入口で、この春に着工した『湖面1号橋』は高さ100mで52億円の予算をかけてつくられる。この高さも、ダムに水が溜まり湖面をまたぐことを想定して設計されている。」(同上)

「前原前大臣も、馬淵大臣も『ダム建設派』の地元自治体に配慮するが、莫大な建設費を負担する国民や下流流域の人々からあがる『建設反対』の声に耳を傾ける機会をほとんど持ってこなかった。

自民党時代よりも、国土交通省河川局の閉鎖的体質はひどくなり、政治のイニシアティブを探すことは困難で、今日のような最低の結論を持ち出す姿に、『何が政権交代だ』と言いたい。」(同上)

わたしも基本的には、八ッ場ダムは要らない、と言う立場であり、同感です。

 ただ、わたしが思うには、いきなり、威勢よく「中止」と言ってしまった挙句、「賛成派」に全面降伏しつつあるところが、不様だと思います。これでは、普段は威勢の言うことを言っていながら、実戦を任された途端、ボコボコに負けてしまった

 泣いて馬謖を斬る - Wikipedia

 第一に、ダム本体工事は中止したが、ダム関連の鉄道や道路の工事は、中止しなかった。保坂展人さんがおっしゃるように、ここに問題がありました。だから、ダム中止方針にヘソを曲げた石原慎太郎東京都知事ら、関東一円の知事が、負担金を納入しない、と言い出したら、暗礁に乗り上げてしまったのです。

 第二に、「味方」となるはずの「ダム反対派」の声を聞く場を設けるなどしなかった。孤立した戦いを行ない失敗した。

 どうせなら、地元だけでなく、費用を負担する関東の一都六県のダム賛成派と反対派がオープンに議論する場を設ければよかったのです。

  わたしは、その中で、議論をきちんとすれば、ダムをいまさらつくるのは、時代遅れ、という方向になったと思いますよ。

 わたし自身は、積極財政論者です。しかし、一方で、別の方にお金を使えばいいではないか、と思います。地元に経済対策が必要なら、それはそれで、別に手当てすればいい。住宅のリフォームでも、老朽化したインフラの補修でも、災害対策でも、いくらでも仕事はつくろうと思えばつくれるでしょう。一都六県の知事だって、負担金部分を、保育や介護などに使えれば、有権者に喜ばれるでしょう。

 しかし、そういうシナリオを実現できなかった。前原国土交通大臣(当時、現外務大臣)という馬謖の未熟さが、八ッ場ダム問題と言う民主党にとっての「街亭」での敗北を招いた。

 否、民主党自体が、「馬謖」と見られ、危険な状況である。尖閣問題でも(自民党でさえも即時強制退去で済ませていたのを)、船長を逮捕してしまい、その後、起訴せずに釈放、という経過をたどったことで、未熟さを露呈してしまった。

 菅総理もまた、「馬謖」化しつつある。消費税増税をいきなりぶち上げたあげく、今度は、所得水準による控除の数字がコロコロ変わる。以下の三国志の記述を思い出してしまいました。

「馬謖は諸葛亮の言い付けに背き、水道のある街亭城を捨てて南山に登り、采配は煩雑で混乱していた。」
上記の記述を、
「菅総理は政府税調専門家委員会の言い付けにそむき、お金持ち増税を打ち出さずに、消費税増税をぶちあげ、采配は煩雑で混乱していた。」
と書き換えられます。

TPP問題でも、もし、参加するなら、韓国のように、多額のお金を農業強化に投入せねばならないのに、「大きな政府」にする覚悟が総理に見当たらないことを多くの人は、直感的に不安に思っているでしょう。

 自民党が腐りきっていたのは確かである。しかし、一方で、実戦経験のない「馬謖」が、あちこちで「街亭」の戦いをやらかし、民主党への信頼が落ちている。このままでは「政権交代」と言う名の「北伐」は、失敗しかねません。

 最近、わたしは、とある企業経営者と久しぶりに話す機会がありました。わたしは(小泉登場前の)自民党支から、いわゆる左翼を支持していた時代、国民新党をメインに支持していた時代、そして民主党に入党し、候補者の公募に応ずるようになった現在・・・と、所属・支持政党の変動(?)はかなり激しいのですが、彼とは、ボランティア活動で、長くお付き合いさせていただいています。

 彼は「頼りない政府により、広島でも景気が悪い。景気が悪いとなかなかボランティア活動にも金が集まらず大変だ。」と言うので「まあ、複数の政権を担いうる政党を作ってこなかった付けが回っているのでしょうな」と答えました。すると彼も「今は産みの苦しみかもしれないなあ」と返しました。結局「過渡期が終わるまで、お互い生き延びるしかないな」と苦笑しあうしかありませんでした。

  このままでは、 「菅直人(前原誠司)・・・。そなたの罪は重い。そなたを処刑する。」などと、有権者に統一地方選挙でも言われかねませんよ。しっかりしてください。
 

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シンポジウム「八ッ場ダムはどうなるのか」―明日のために必要なことー

◆日程:2010年11月21日(日曜日)

    開場12時45分  開会13時15分  終了予定16時40分

◆会場:東京大学弥生講堂一条ホール
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/map.html

◆登壇者(アイウエオ順/敬称略)
司波寛(都市計画コンサルタント)・嶋津暉之(水問題研究家・八ッ場あしたの会運
営委員)
寺嶋悠(子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会・福岡の会スタッフ)
中村庄八(地学団体研究会会員)・保坂展人(ジャーナリスト・前衆院議員)
牧山明(長野原町議会議員)・まさのあつこ(ジャーナリスト)ほか

参加費(資料代):500円

主催:八ッ場あしたの会 共催:八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会
http://yamba-net.org/
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by hiroseto2004 | 2010-11-07 15:56 | 環境・街づくり | Trackback