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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

たちあがれ日本と連立を組もうとした総理、退陣やむなしか

「国権主義+新自由主義」のた党と連立?!追記あり

わたくし、さとうしゅういちは、9月の民主党代表選挙では、小沢一郎さんに投票しました。現職の菅直人代表が優位と感じながらも、現職に反省を促す意味で批判票を投じました。

しかし、代表選挙を大々的にやった以上は、総理に踏ん張っていただかないといけないと思っていました。苦言は呈しながらも、退陣や、解散総選挙には反対でした。

ところが、総理は、なんと民主党とは自民党を挟んで正反対のたちあがれ日本と連立を組もうとした。
これは民主党の自己否定です。

公明党や社民党を牽制しようとしたという話もある。しかし、それは逆効果でしょう。民主党が焦って居ることを公明党や社民党にも印象付けるだけです。自分で自分の首を絞めてどうする。

総理退陣やむなしか。

「きまぐれな日々」も総理退陣を求めています。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1140.html



クリスマス・イブにとんでもないバッドニュースが日本を駆けめぐった。首相・菅直人がたちあがれ日本に対し、連立政権への参加を打診したことが明らかになったのである。
http://www.asahi.com/politics/update/1224/TKY201012240568.html

たちあがれ日本に連立打診 首相、内閣改造も視野

 菅直人首相がたちあがれ日本に対し、連立政権への参加を打診したことが明らかになった。来年の通常国会に向け政権基盤を強化するための内閣改造を視野に入れ、平沼赳夫代表を拉致担当相で入閣させることを要請した。ただ、たちあがれ日本内では連立に反対する声が強い。

 首相が内閣改造を視野に入れたことで、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官の進退が焦点となる。民主党の岡田克也幹事長は24日の記者会見で内閣改造について「通常国会をどう持っていくか、首相といろいろ意見交換している」と語った。

 首相はこれまで公明党や自民党との連携で、ねじれ国会を乗り切ることを検討してきた。だが両党は対決姿勢を強めており、参院での過半数確保に少しでも近づくことをめざし、小政党との連携を模索。新党改革の舛添要一代表とも9日に会談し、舛添氏の入閣も検討している。

 首相は11月18日にたちあがれ日本の与謝野馨共同代表と会談して「連立を組む用意がある」と打診。今月4日にも極秘会談し、平沼氏の入閣を求めた。与謝野氏は6日に平沼氏に報告。連立入りへ本格検討に入っていた。

 一方、首相の指示を受けた岡田幹事長も22日、平沼、与謝野両氏と極秘に会談。連立に向けて社会保障財源の安定化などの政策について意見交換した。

 ただ、たちあがれ日本は民主党政権打倒を掲げて4月に結党した。平沼氏は24日に園田博之幹事長らに初めて伝えたが、園田氏は朝日新聞の取材に「連立はありえない」と強く反発。党内がまとまるかは微妙だ。

 たちあがれ日本は衆参6人で、連立入りしてもねじれ国会は解消されない。首相は24日にあった内閣記者会とのインタビューで、連立打診について「正式に申し入れた形になっているとは承知していない」と述べるにとどめた。

(asahi.com 2010年12月25日 3時1分)

前のエントリで、たちあがれ日本を「論外極右政党」と表現した私がブチ切れたことはいうまでもない。菅直人は絶対に越えてはならない一線を、いとも簡単に踏み越えた。こうなった以上は、菅内閣の即時総辞職を求める立場で記事を書くしかない。

たちあがれ日本は、経済極右の与謝野馨と政治思想極右の平沼赳夫が野合したトンデモ政党であり、菅直人にせよ民主党反主流派の小沢一郎にせよ、財政再建厨の与謝野と妙に親和性があって、そのことは当ブログでも以前から警戒していた。民主党内には、かつて新党さきがけに所属した園田博之と一緒にやりたい、などという声が結構あって、それにもうんざりしていた。

しかし、その園田博之は民主党との連立に反対する一方、菅直人は拉致担当相で入閣させることを要請し、平沼はどうやらそれを承諾したらしい。これには言葉もない。しかも菅は、もう一つのトンデモ極右新党である新党改革の代表を務める舛添要一の入閣まで検討しているというから、開いた口がふさがらない。

ここは、園田氏らに頑張ってもらうとともに、たちあがれ新党の政治思想極右勢力側からも、平沼赳夫のご乱心を諫め、連立参加を思いとどまるよう強く働きかけてほしい。党外にいる城内実も、平沼に民主党との連立に参加されてはたまったものではないだろうから、全力で平沼を引きとめてほしい。城内以外にも、昨年の総選挙で平沼グループから立候補した人たちも、今後は平沼の資金力をあてにできなくなるわけであり、平沼を引き留めるべく働きかけて欲しい。

平沼も平沼であり、このジジイが単なる権力亡者に過ぎないことを露呈したといえる。何が「共産党員すら認める、平沼赳夫という人物」かと毒づきたくなる。

しかし、平沼赳夫よりずっとずっとどうしようもなく程度が低いのが菅直人という人間である。まさに権力の座を維持する目的のためには手段を選ばない人間。ついこの間、社民党に接近したかと思ったら、それと並行してたちあがれ日本、新党改革の論外極右二政党に接近していた。

民主党とたちあがれ日本・新党改革との野合が、これにとどまるものではないことはいうまでもない。1999年1月に、時の首相・自民党総裁の小渕恵三と、自由党党首の小沢一郎が行った「自自連立」が、公明党を加えた「自自公連立」への準備に過ぎなかったのと同様、民主党とたちあがれ日本・新党改革との野合は、自民党を加えた「大連立」への準備であり、もちろんシナリオを書いているのは渡邉恒雄(ナベツネ)である。

当ブログは、2007年に小沢一郎が自民党との大連立に走った時、直ちにこれを批判して小沢一郎の民主党代表辞任を求めた(2007年11月7日付エントリ「民主党は小沢一郎を慰留せず速やかに代表選を行うべし」参照)。それと同様、菅直人が自民党との大連立につながるたちあがれ日本・新党改革との野合に走ったことが明らかになった以上、直ちに菅直人の総理大臣及び民主党代表辞任を求めるものである。

今回の件は、菅直人の致命傷になるだろうし、致命傷にしなければならないと私は思う。絶対にやってはならないことをやった菅直人を、可能な限り早期に内閣総辞職に追い込まなければならない。そのためには「国士さま」や「小沢信者」とだって勝手に共闘するぞ、と心に誓ったクリスマス・イブだった。


by hiroseto2004 | 2010-12-25 11:14 | 新しい政治をめざして | Trackback