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by hiroseto2004

第12回ピンクリボンフォーラム「乳ガンになってから知っておきたいこと」

2011年フォーラム 2011.7.9(土) 「乳がんになってから知っておきたいこと」


「ひとりで悩まず相談を」ーー乳ガンになってから知っておきたいこと
* 2011年 7月 9日 21:56
* 《広島》 【取材ニュース】 <医療・福祉> <性> <自治体>
さとうしゅういち

http://www.janjanblog.com/archives/45328


   2011年 7月9日(土) 、 第12回ピンクリボンフォーラム2011byきららが「乳がんになってから知っておきたいこと」が広島県民文化センターでありました。

   トップクラスの専門医たちが、乳ガンに罹ってから、患者がどうすべきか、また再発してからはどうなるか、どうすべきかについて、お話をしました。

   主催者のNPO法人乳がん患者友の会きらら理事長の中川けいさんは、冒頭、6月にアメリカのシカゴで開かれた学会に患者のための研修として参加した事を報告しました。中川さんらは、FDAや、NCI、ジョンホプキンズ病院で、薬がどのように承認されるかの過程を勉強したそうです。ジョンホプキンズ病院では臨床試験を行っています。同病院の乳ガンセンターでは、毎年850人もの患者が訪れます。39人の乳ガン体験者の看護師、それも42歳以下の看護師が担当するというサポート体制の充実ぶりだったそうです。

   お医者さんのトップバッターは 檜垣健二先生 (広島市民病院 乳腺外科)。中川さんと対談しました。
檜垣先生はご自身が乳ガン医療に関わりだした15年くらい前の事を回想。「あのころは、乳腺外科が独立してあるなんて想像もつかない事だった。」「温存手術ができるだけで御の字の時代だった」そうです。しかし、今は乳房をきれいに残す技術もでき、隔世の感があるということ。ただ薬が多いだけに患者さんもわからない。
そこで、「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」をお薦めする、ということです。

 



  村上茂先生   (安佐市民病院 乳腺外科)は「毎日の過し方」をとして、乳ガンに罹ってからはどうすべきかを話されました。村上先生は、薬の作用と副作用双方を知っておく事が重要と、強調。生活で注意すべき点としては、運動不足にならず、太りすぎない事であるということ。アルコールは少量なら大丈夫だし、仕事も夫婦生活も、妊娠出産も大丈夫、ということを強調されました。注意するところは注意し、あとは笑顔で生活しよう、と呼びかけました。

   大谷彰一郎先生  (広島市民病院 乳腺外科)は「乳がん治療の流れと最新情報」と題してはなされました。昔は、乳ガン治療の比重として手術が多かったが、今や薬の比重の方が大きい事を強調されました。化学療法は、微小転移を叩くために有効である事を紹介。化学療法、ホルモン療法、分子標的薬どれが有効かは、ガンの組織を調べれば分かる時代になっている、とおっしゃいました。

   高橋 護先生  (中国労災病院 乳腺外科)は「乳がんのホルモン療法」について紹介しました。女性ホルモン(エストロゲン)により刺激されるタイプの乳ガンについては、エストロゲンに働きかけ、その役目を弱めるタイプの薬が有効である、とおっしゃいました。また、再発前は治癒が可能だが、再発後はケアが必要、ひとりで悩んだりせず、共存して元気に生きよう、と呼びかけました。

   香川直樹先生   (香川乳腺クリニック)「乳がんの化学療法」について、紹介しました。脱毛等のイメージから恐れている人も多い化学療法について、懇切丁寧に説明してくださいました。「思ったより楽だった」「仕事をしながら化学療法ができた」などの声を紹介しました。

  香川先生は、早期発見、そして罹った後は、標準治療が大事だと、おっしゃいました。

  広島県健康福祉局がん対策課渡辺さんからは、「がん患者さんのための地域の療養情報サポートブックについて」ということで、県の施策についてのご紹介がありました。


広島県がん医療ネットワーク

http://www.pref.hiroshima.lg.jp/gan-net/byouin/byouin3.html


   角舎学行先生  (広島大学病院 乳腺外科)は「乳がんの分子標的薬」について解説されました。現在は、二種類が使用できて、あと二種類が有力候補になっているそうです。化学療法と違い、がん細胞をピンポイントで攻撃できる分子標的薬。今後に期待を持たせてくれそうです。

   池田雅彦先生   (福山市民病院 乳腺甲状腺外科)は「再発したときの治療」について話されました。池田先生は、手術以外は「再発治療」にテーマを一本化しておられるつわものです。池田先生は「手術後は、全身全霊で、ガイドラインに沿った治療をしてほしい。再発率は低下する」と強調。その上で、「遠隔転移してしまうと、治癒する事はない」と厳しい現実もつきつけました。

しかし、だからといって「世の中終わり」ではない、と池田先生。「まずは心のギアチェンジをしよう。延命し、現状維持し、QOLを改善する事は可能だ。専門医がなんとかしますので、お任せください」と力強い言葉を述べられました。


   稲田陽子先生   (中央通り乳腺検診クリニック)は、「患者の家族は高リスク?」と題して講演されました。確かに、親族に乳ガン患者が一人いる場合は、いない場合の1.8倍、二人なら2.93倍、3人なら2.9倍あるそうです。しかし、一番の高リスクは、乳ガン既往である事です。片方の乳房に乳ガンができた経験があればもう一方がなる可能性も高いということです。そのことに、まずきをつけてほしいということです。

また、患者さんの中に、娘さんを心配される方もおられますが、40代くらいの患者さんだとまだ小中学生の娘さんが多い。娘さんよりはご姉妹や、お母さんに受診を勧められたらいいのではないか、ともおっしゃいました。
統計的に見ても、20代くらいだと、乳ガン罹患率は上がっていないそうです。

  そして、最後に、大谷彰一郎先生が先生方の話を受けて、最後にまとめをされました。

今日のフォーラムで、乳ガンについても医療は日進月歩である事。ひとりで悩まず、適切な治療をすれば、笑顔で過ごす事が大事である事がわかりました。

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