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by hiroseto2004

女性ゼロ議会訪問記:長崎県島原市 勝又みずえさん

女性ゼロ議会訪問記:長崎県島原市

勝又みずえさん(全国フェミニスト議員連盟ゼロ撲プロジェクト)から、島原市訪問記が届いた。

■男女共同参加:市民向けの読みやすいパンフもなく、担当者名刺に記載もない■

3月20日、午後1時、女性ゼロ議会の島原市役所(写真)を訪問。さっそく受付で、男女共同参画を市民に知らせる広報誌かパンフを探した。しかし、どこを見ても、ない。

男女共同参画担当だという尾崎千華子さんが出てきて、「その手の情報誌は無い」という。それに代わるもの、と私に差し出したのが、分厚い冊子「2010年改定版島原市男女共同参画計画」だった。これは誰も読まないだろう、と思った。私は、「何かわかりやすいものが欲しかったのです。こういう立派な計画があっても、あることさえ知られてなかったら、実行も難しいですから」と、言った。

尾崎千華子さんの名刺には、「島原市長公室・政策企画グループ、政策振興斑」と記載されていた。たったひとりの男女共同参画担当職員の名刺にさえ、「男女共同参画担当」の文字は、ない。

私は、「ヌエックに行ったことがありますか」と尋ねてみた。すると「聞いたことはあるが、知りません」。いわば日本の女性センター中央本部ともいえるヌエックを知らないで、どう仕事をしてゆくつもりだろう。こう思った私は、先輩風を吹かせてこう強調した。

「自腹を切ってでも、行ってください、そして、次は市として島原市民を参加させてください。島原市民を本気で思うのであれば、市民に勉強して力をつけさせてほしい」

次に私は、次に3階の議会事務局を訪問した。議会事務局議事斑・大川洋さんに、持参した全国フェミニスト議員連盟ゼロ撲のアンケートへの回答をお願いした。「わかりました、内容を他の部署にも確認して、後日郵送します」と快諾いただいた。

市役所を後にし、「寄りどころ」という島原市の観光行政の拠点に向かった。ここは私のなじみの場所だ。店番の春子さんと3人の女性が、ストーブを囲んでいた。私もその輪に加わり、いつしか話は男女共同参画へ。

年配の女性は、「島原で男女平等なんて・・」と言った。その彼女の言葉を受けて、私は思わずこう返した。「その“つけ”は島原の無人化となって現れるかもしれませんよ。今、『男女平等なんて…』というのであれば、そこは覚悟してくださいね」。

こうした「島原で男女平等なんて」と思っている多くの島原市民向けに、わかりやすいパンフレットがほんとうに必要だな~と思った。

さて今、私は、長崎県の2015年度までの「長崎県男女共同参画社会のすがた」という資料を見ている。そこには、「DVや性犯罪など女性に対するあらゆる暴力がなくなっています」と書かれているではないか。

しかし、計画初年度の昨年2011年12月、DVストーカー殺人事件が長崎県西海市に発生した。計画のスタート年から「男女共同参画社会のすがた」が、ぶち壊わされたのである。この殺人事件を引き起こした影には、DVやストーカーという深刻な問題に対する認識の欠如、それによる公的対応の甘さがあった。

これ以上悲劇を生まないために、男女共同参画社会に向けて、もっと行政が、女性問題・女性政策に敏感になるべきである。行政が女性問題に敏感になるには、女性議員がいることが必須である。女性ゼロ議会が全市町村議会の25%もあることを恥じて、その解消に、ともに歩んでほしいものだ。

全国フェミニスト議員連盟の同志三井マリ子さん(FEM-NEWS編集長)は、「西海市や島原市まで行って、なぜ男性だけの議場の写真を写してこなかったのですか」と私に言った。

私の住む岩国市は傍聴直前に申請すれば、写真撮影は可能である。しかし、西海市議会事務局は「議会傍聴席からの撮影禁止」だった。議会事務局によると、禁止の理由は、①議会中、議員の不都合な場面をとられて、それを世間にだされると、議員の人権侵害の恐れがある。②議会中、議員の発言などに興奮した傍聴人が、傍聴席から議員にカメラを投げつける危険性がある。

傍聴する市民を危険人物と想定して、議員の身を守るために作られた前世紀の遺物のような特殊な条例だと、私は考える。“市民に開かれた政治を”などと聞いたことがあるが、写真撮影禁止条例ひとつからして、その言葉は絵空事にすぎない。

勝又 みずえ 
全国フェミニスト議員連盟ゼロ撲キャンペーン
ファイトバックの会@岩国
ファイトバックの会 http://fightback.fem.jp/

■女性ゼロ議会訪問記:長崎県西海市
http://frihet.exblog.jp/17660748/

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by hiroseto2004 | 2012-03-19 17:12 | 選挙 | Trackback