「鎖国の話」の続き
2012年 11月 17日
【「鎖国」の話の続き】(写真は安佐南区戸山地区の「おばさん食堂」にて)
昨日、地元の中小企業の経営者が「わしなら鎖国を訴える」とおっしゃいました。
【鎖国したらいいじゃんと中小企業経営者・・解散総選挙】
その記事に対して、フェースブックで、たくさんの反応をいただきありがとうございます。
さて、江戸時代はどうだったか?
江戸時代が始まる直前、日本は凄まじい円安に悩まされていました。
そこで、海外から輸入するより、国内でつくることにシフトせざるを得なくなった、というのが経済学的な理由です。
逆に言えば、輸入できないなら出来ないで、国内生産も採算にあうようになります。
エネルギー資源も実は日本はないわけではない。ただ、現在はまだ石油をそれでも安く輸入できる、から頼る、という話になる。
食料も、実はもっと作れる。
安佐南区だって米からパン、牛肉、味噌、お茶まで何でもできるんです。
少量多品種だけど何でもできる。
土俵を変えてしまえば、できる。
いろいろ、コメント欄でもアイデアをいただいています。
年金の現物支給に国産農産物を!というアイデアも面白い。
さて、江戸時代でも全く貿易がないわけではなく、日本ではできないものを補完的に輸入していました。
全く貿易がなくなるわけではなかったのです。
鎖国というと一瞬ぎょっとします。
ただ、いわゆる鎖国といわれた江戸時代に、日本はイギリス人よりも衛生的な暮らしをし、浮世絵、読書(それも庶民レベルで)など、高度な文化が栄えたのです。
明治維新以降の基礎も造ったのです。
原子力の利用が難しくなった今、江戸時代の日本人に我々子孫が習うべきことも多いのではないでしょうか?
たかだかここ数十年の常識に捕らわれすぎると損をします。
by hiroseto2004
| 2012-11-17 23:41
| 農業・食料
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