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by hiroseto2004

【朝日新聞】(惜別)本多良男さん 多重債務者の救済に奔走した

【朝日新聞】(惜別)本多良男さん 多重債務者の救済に奔走した




朝日新聞


(惜別)本多良男さん 多重債務者の救済に奔走した
井上恵一朗


2014年7月19日16時40分


http://www.asahi.com/articles/ASG7H5RD4G7HUTIL03W.html



■「こんなこと許しちゃいけない」が原点


 「ヤクザのお兄さんが取り立てにきて騒いでいる」


 法律事務所で受けた電話口にあどけない声が響いた。駆けつけた家の部屋の隅で、子ども2人が震えていた。母親から晩ご飯代として渡された千円すら取り立て人は奪っていった。


 「こんなこと許しちゃいけない」。サラ金問題に取り組む理由を聞かれるたびに話した原点だ。1983年のことだった。


 3歳で父親を亡くした。家賃の支払いにも困り、母親ときょうだいで転々とした。大手製菓会社に就職し、日記に「工場長・社長になる」と夢をつづったが、労働組合
活動に力を入れるなかで配転を拒否して解雇され、会社と裁判で争った。その縁で入った法律事務所で、サラ金問題と出合った。


 84年、東京都 大田区
に被害者の会を設立。98年から全国組織の事務局長も務めた。執拗(しつよう)な取り立て側の脅しにも動じない。「子どもの指が届くぞ」と言われたことすら、あっけらかんと家族に伝えた。妻のミヨ子さん(66)が「あなたたち、指に気をつけなさい」と我が子3人に言って笑い飛ばした。


 全国に被害者の会を広げようと駆け回った。被害実態を街頭で訴え、政府に対策を迫った。


 2006年12月、改正貸金業法
成立。上限金利が20%以下に引き下げられ、グレーゾーン金利 は撤廃。宇都宮健児 弁護士ら約30人と居酒屋
で祝杯を挙げ、「勝ったぞー」と拳を突き上げた。30年余の活動が実った。


 「子どものように、好きなことには全力疾走。それがみんなの幸せと一致した」。そう話すミヨ子さんも、外国人労働者の支援に力を注いできた。「具体的な成果に結実することはなかなか無い。うらやましく思う」


 法改正前、約230万人いた借り入れ5件以上の多重債務 者はいま、18万人。(井上恵一朗)


     ◇


ほんだ・よしお


5月14日死去(消化器がん)73歳


8月9日「お別れの会」


***********************:


本多さんとの出会いは、


私がまだ活動始めたばかりの2010年11月の山梨県甲府市で開催された「自殺問題を考える集会」


http://ameblo.jp/mira1105/entry-10694145942.html
でご一緒させて頂いたことがきっかけでした。


こちらのイベント出演は本当に私の活動にとってとても大きな転機となりました。


当時日弁連会長だった、宇都宮健児先生ともこのイベントでご一緒させて頂きました。


その後も、活動家の大先輩の本多さんには娘のように可愛がって頂きました。


「まゆちゃんはえらいよ。本当によく頑張ってるよ」


「まゆちゃんの活動はとっても大事だから、もっとたくさんの人に知ってもらわないとね!」



写真は2013年2月癌の手術をされた後の本多さんと。


仲間と本多さんを励ます会を開催しました。


この時既に余命半年と宣告されていました。


写真では笑っているけれど、私は心の中ではとても複雑でした。


本多さん、本当に今までお疲れ様でした。


活動家の大大、大先輩なのに、


いつも気さくで素敵な笑顔で私たちに接してくれる本多さんが大好きでした。


短い間でしたが、大事なことをたくさん本多さんから教えて頂きました。


今も活動でいつも迷っているし、「これでいいのだろうか」と不安で怖くて


今すぐにでも逃げ出したくてたまらないことばかりです。


本多さんに教えて頂きたかったことがまだまだ、たくさんあります。


相談したいこともまだまだたくさんあります。


だけど、本多さんが教えてくれたことを胸に、


自分が出来ることを微力ながら、一生懸命頑張っていきます。


本多さん、天国で見守っていて下さい。


ありがとうございました。


by hiroseto2004 | 2014-07-23 09:44 | 田口まゆさんを励ます | Trackback