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by hiroseto2004

復刻版広島瀬戸内新聞 広島市政編 広島市の第九回公共事業見なおし委員会 2003/12/27

広島市の第九回公共事業見なおし委員会 

2003年12月27日

はじめに


広島市の第九回公共事業見なおし委員会が、仕事納めの
26日、市役所2Fの講堂で行われました。

委員会メンバー
地井昭夫座長(広大大学院教授、都市計画)
山家悠紀夫副座長 (神戸大学大学院経済学研究科教授、日本金融経済論)
五十嵐敬喜委員(法政大法学部教授、公共事業論)=欠席
伊藤敏安委員(広大経済学部付属地域経済システム研究センター長)
中村良平委員(岡山大経済学部教授、都市経済学)
肥野田登委員(東工大大学院社会理工学研究科教授、社会工学)
若尾典子委員(広島女子大教授、憲法)

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座長案にそって討議


座長案にそって討議しました。

今日の議題は、「中間報告」で取上げられなかった事業
についてです。

・五日市フィシャリーナ事業(係留施設整備部分、緑地整備部分、陸上施設整備部分)
・出島地区港湾整備
・五日市地区港湾整備
・地域福祉センター等建設、
・段原再開発事業
・広島高速道路関連道路
・向洋駅周辺青崎土地区画整理事業、
・東部地区連続立体交差事業
・安佐南工場建替え・
・新火葬場整備、
・ヤード跡地地区開発
などのほか、
・国の行う道路整備事業の負担金
などについてです。

これらを、
1)当面実施が適当と認められる事業
2)その他当面実施が認められる事業
3)平成16年度予算は認めるが、事業の抜本見直しの必要のある事業
4)一旦中止する事が適当と認められる事業
に仕分けします。

1)については「中間報告」の基準、すなわち、ア:費用対効果、公平性、
人道性に配慮した事業、ウ:事業実施について市が義務を負うもの、
エ:必要性緊急性が高い事業を満たすとするもの、ということです。

座長案の標記が、(負担義務等がある事業)だったため、
肥野田委員から、ウだけを満たしているのでは困る、との
旨の注文がつきました。座長はこれにたいして、全て満たすもの
であると回答しました。

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次々つく厳しい注文


五日市フィッシャリーナ事業の緑地整備部分については、
座長案は土地造成だけを認める。事業を行って、土地を
売った方が、効果がある、としています。これに対して、
肥野田委員から同地は、地震の際液状化現象が起きやすい、
宅地に適さないのではないか、との指摘がありました。
何かあれば市の責任だ、と追及。
座長は、液状化はデルタならどこでもある、としましたが、
委員は「現に地盤沈下しているではないか。土地が安定してから
売るべきだ」と譲りませんでした。「造成は個人的には
しないほうが良い」との意見。結局、座長も事務局(市当局)
に対し、費用対効果が高い事を証明するデータを追加するよう
注文して、この問題の討議を終えました。

出島地区埋め立て事業に関しては、座長案でも
・1993年から97年にかけてのアマモ移植(埋め立ての
代替措置)の結果を早急に提出する事、
・環境影響を懸念する市民自身による海陸の環境モニタリングを
行う事、
・そのために必要な機器などを貸し出し、その結果の
判断を住民が選出した第三者が参加した組織に委ねる事。
・これらに関連する費用は市が負担する事。
・問題が解決されない場合には埋め立てを中止する事
・生物多様性等の十二分な考慮が不可欠
・産業廃棄物のさらなる排出削減に努めること
などを条件として認める、としています。

肥野田委員からは、市が進める「ゼロエミッション」
の中で再検討を、と求めました。「ゴミ有料化」
も含めて考え直すべき、といいます。

議論の中で1度は4)の事業に分類されかかりましたが、
県の事業であると言うことで、再検討ということになりました。
財政局長からは、1月末までに結論が出れば良いとの
意見があり、これに基づき、次回会議で検討する事としました。

広島高速道路関連道路に関しては、座長案では、すでに
用地交渉を行い、移転準備を進めている物件の買取を
認める、とし、3)に分類していました。

若尾委員からは「本気で見なおすのかどうか?」と質問。
全体として「抜本的な見なおしのための費用なら認める」
という方向になりましたが、結局、担当部局に資料を整備
してもらい、(もし中止した場合の損害賠償金額なども含め)
「継続審議」とすることとしました。

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疑問噴出、段原再開発


段原再開発に関しては、議論が噴出。

座長案は3)に分類。事業の抜本見直しを行う事、見なおしが
不可能であれば中止する、としています。

これについて、16年度予算を認める意味について中村委員から
疑問。「中身の精査が必要」としました。
若尾委員からは「16年度予算を認めてしまうと、予算見なおし
の方向に行く保障はない」
としました。
都市整備局長は
「中止すると、移転を前提に物事をこれまで進めてきたので、
計画が白紙に戻るといった調整は難しい」
としました。
肥田野委員は「この事業はほとんど便益はないのではないか」
と厳しい指摘。「ここを実施してよいとなると、他の事業は
もっとした方が良い、ということになる」としました。
座長は「段原問題は人道上の問題があり・・。」
としましたが、
委員は「今の高齢社会を考えれば、一戸建て中心の換地計画が
良いのか疑問だ。事業を実施した結果が思ったようにならなかったら
どうするのか」と追及。
抜本的見なおしの調査費を認めるといった方向で「条件付」
で認める事になりました。

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国道への協力も再検討


国の道路整備(R54可部バイパス、佐東拡幅、
,R2の東広島バイパス、安芸バイパス)への市
の負担金問題についても肥田野委員が活発な
議論を展開。

「進捗率が高い事から・・負担する」としていることをとらえ、
「これは見なおし委員会の自殺行為」と指摘。
「例えば、日本は2012年までにCO2排出を6%
削減しなければならない。交通量削減は課題だ。
また今の混雑率を見て考えるのはナンセンス。
国道2号なら、山陽線の活用も考えて欲しい」
としたのに対し
座長は「国道2号はトラックの利用が多いので山陽線への
シフトは難しい」と切り返したが、
委員は「鉄道へ貨物輸送をシフトする事だって考えなくてはいけない。
道路は作れば何十年も使うものだ。」
とし、伊藤委員も「問題は総合的に考えるべき」と同調。
中止した場合に残った橋げたなどの防災対策もふくめ、
再検討する事になりました。

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感想

大変、活発な議論が市民の前で行われ、大変有意義でした。
皆さんはどう思われますでしょうか?

言えることは、広島市をどうしていくかというビジョンの中で
公共事業を見直して行くべきこと。広島市は100万都市として
見れば、相当インフラは進んでいるとも思います。
ミニ東京を目指しても仕方がない。
市長は「万人の故郷」を目指しておられます。私の言葉で言えば
「徹底した平和都市」。大まかには同じ方向であると考え、
二月の市長選挙では「積極無党派」の立場から、市長を
支持させていただきました。

秋葉市長はメールマガジンや広報のコラムの中で、
食糧の自給システムを作って行くこと、新しいエネルギー
を開発して行くこと、グローバル化の弊害を指摘し、
ローカルなシステムをつくっていくことの必要性を
訴えておられます。

一方で、財政健全化計画には、問題もあります。
下水道料金引き上げや、事業者ゴミ処理料金
引き上げは否決されました。

アメリカが身勝手な経済戦略と戦争戦略を推進し、
核戦争=DU使用の戦争を強行、一方で、経済支配を
推し進めようとしています。

一方で、これに反対し、「もう1つの世界」を求める
流れも確実に強まっています。

広島の市政に積極的にかかわることは世界史的
意義があると思います。

私は広島市民ではありませんが、以上の理由から
積極的に関与して行くつもりです。

市当局は、どうも、資料の整備具合が悪く、座長から
注意されていました。「何で行司役の私が、肥野田先生と
相撲を取らなければならないのか」とぼやき、爆笑も。
いやいや笑っている場合ではない。市当局の皆さん、
しゃんとして下さい。

むろん、財政悪化の原因は国の経済失政にも
あります。ここをきちんと改めさせる事、交付税カットなどは
行わせない事も大事です。そんな声も「平和」的生存権を
求め、ヒロシマから上げて行きたいものですね。

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by hiroseto2004 | 2014-10-25 17:05 | 広島市政(広島市議会) | Trackback