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by hiroseto2004

復刻版広島瀬戸内新聞 市政編 公共事業見なおし委員会「強制終了」、残る課題 2004/4/2

公共事業見なおし委員会「強制終了」、残る課題

2004/4/2
はじめに

広島市の2月議会は、公共事業見なおし委員会運営費の予算計上を
削除した修正案を可決して閉幕しました。

これにより、3月31日の会合をもって、見なおし委員会は活動
停止を余儀なくされました。パソコンで言えば「強制終了」
です。

修正案は、議会自民党系会派など、大型事業を推進してきた
勢力が中心となって、提出したものでした。

おさらいすれば、「見なおし委員会」は、市債残高が9200億円に
達するなか、再選された秋葉市長が、選挙公約として掲げていた
もので10億円以上のプロジェクトを対象にしています。

昨年の6月議会で設置が決まり、秋には「中間報告」を出しました。そして、
今年1月末に予算編成を前にした勧告を行いました。

多くの事業が「いったん中止」の扱いを勧告されました。出島地区
埋めたてなどに予算がつくなど、「勧告」をかならすしも市が
全て受け入れたわけではありませんが、大型プロジェクトを
抜本的に見直したのは確かです。

ところが、これに、議会自民系会派などは猛反発したのです。
彼らの言い分は「外部者」である「委員」が勝手に決めるとは
怪しからん、ということです。

しかし、そもそも、委員会そのものが、秋葉市長の公約であり、
有権者が市長を再選した以上は当然、市長の責任で設置すべき
ものです。

そして、議会も自民党系会派も含めて、昨年の6月市会で見なおし
委員会設置のための補正予算に賛成したのです。

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市当局も毅然たる対応を


むろん、市側の対応に問題がないということではないでしょう。

例えば、見なおし委員会が「いったん中止」とした、出島沖の
埋め立て事業には、市は今年度予算を計上しました。また、「いったん中止」
の勧告が出た事業のうち、駅前Bブロックの再開発事業では、市の
今までの対応も含めて、不満の声があります。

すなわち、なまじ、再開発の話があるために、もったいないので、
建物の補修も出来ないという地権者も多くいます。
その結果、却って街が荒れた雰囲気になるという問題がありますし、
地権者を「生殺し状態」にすることになりかねません。
早い段階で、白紙撤回なら白紙撤回と決断すべきでしょう。
これは、見なおし委員会で賛否意見が併記された「段原地区
再開発事業」についてもに似た事が言えます。「再開発」系の
事業については早い結論をお願いしたいと思います。

いまとなっては、悔やんでも遅いのですが、もっと早い段階から、
秋葉市長が、公共事業の見なおしを「ビジョン」として打ち出せ
ていれば、どうだっただろうか、と思います。むろん、今や、
見なおしを積極的に推進する立場を市長は鮮明にしているので、
その動きを後押しするしかいまや、ないのはもちろんです。

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ビジョン欠如感を克服したい


むろん、今年度予算案のうち、公共事業の見なおしを行った部分
については、さすがの自民党系会派も認めざるを得ませんでした。

私自身は、自他ともに認める「ケインズ主義者」であり、
不況時の財政赤字を悪と決めつける立場ではありません。
が、しかし、その街のためになる事業が行われるべきなのは
たしかです。また、国による交付税カットなどが強行される中
「自衛策」を取らざるを得ないと思います。

ただ、問題は「ビジョン」です。「見なおし」はするが、
では、どういう広島市にするか?そこのビジョンをもっと
はっきり打ち出せれば、批判も少しは収まるのではないで
しょうか?

私の知る企業経営者の方々の多くの言葉に「広島はビジョンがない」
ということがあります。「このままではいけん」とも言うわけです。
ただ、焦りは分かるのだが、ともすれば、焦りが間違った「危機感」
につながり、「もっと大型事業を」との声につながり、県や市の
財政を悪化させてきたのは間違いないと思います。

しかし、「ビジョン」がないまま、「ずるずるとあれも中止、これも
中止で広島は元気がなくなって行くのでは?」という不安にも、敢えて、
市長は答えていただきたいと思います。自民党系会派もただ、市長に
腹を立てているというだけでなく、一定の「民意」もバックにしている
からです。

何が問題なのか?公共投資をするとすればどういう分野にすべきか?
どうすれば、地域経済を活性化できるのか?その辺のビジョンを市長が、
いや、それ以上に市民が汗を流してきちんと出して行く事が必要だと
思います。

私個人としては、昨年の市議選に出馬した友人の「北東アジアの
フライブルグ」を目指すというのを推したいと思っています。
日本の大都市でも、珍しく路面電車が生き残っている事を活かした
町づくりが良いと思います。

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郷土の総合力発揮する努力を


さて、広島には問題意識を持って活動している人が、経済界にも、市民
運動にも少なくない数います。取材をしていくと、ああ、こんな
事をしている人が入るのか、と驚嘆することもしばしばです。企業でも
独自の技術でがんばっているところが多いのが広島の自慢でもあります。
ただ、経済でも平和運動でも、案外、バラバラな面もあり「総合力」を
発揮しきれていないような感じがして歯がゆい思いがします。

市長の施策も、地元中小企業が受注しやすい制度を作る、子どもの医療を
充実させる、「道路建設」よりも「今ある道」を活かす施策を重視し、
担当の課長を任命するなど、評価したいものが多くあります。ただ、
マスコミの伝え方にも問題があると思いますが、やはり「ビジョン」
という意味ではもう少し迫力が欲しいと思います。

どういう広島市にして行くのか?点的、線的な新しい流れを、
面的なものにし、「総合力」を発揮して行く、こうした努力が
求められるのではないでしょうか?

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by hiroseto2004 | 2014-10-25 17:12 | 広島市政(広島市議会) | Trackback