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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

「市民派」は、「既成政党叩き」の成功体験を捨て、「斜に構えた態度」克服し、ヒロシマの心活かす政界再編へ全力を!

広島ブログ

いわゆる市民派ないし無党派が一世を風靡したのは1993年の宮城県知事選挙(浅野史郎さんが当選)、そして、1995年の東京と大阪の府知事選挙での無党派知事の誕生というあたりでしょう。

あれから、20年。いま、市民派ないし無党派は、大きな逆風にさらされているといっても過言ではないでしょう。

 ここ数年、以前(2003年ごろを中心とした2000年代前半)なら、大量得票するようなタイプの市民派の候補者が「あっ」と驚くような低得票しかできない例を見聞きしています。

 国政選挙では、2012年末の衆院選で「市民派」の「日本未来の党」が、壊滅的な結果に。2013参院選では、生活の党もみどりの風も緑の党・グリーンズジャパンも議席に及びませんでした。統一地方選挙でも、緑の党が、杉並区や小平市などで現職が議席を失う結果になっています。

 なんでこんなことになったのか?

 そもそも、市民派は、既成政党へのアンチテーゼとして出てきた面はあります。既成政党が組織などに依存し、その結果、一部の人に政治が動かされているのではないか、という不信感が広がりました。これが、1990年代ころのことです。いわゆる生活者ネットなども一世を風靡し、環境や食の安全など、既成政党が比較的取り上げてこなかったテーマに熱心に取り組み、一定の成果を上げてきたのも事実です。

 さらに、既成政党不信が進化した1990年代終わりころには、いわゆる無党派・市民派の地方議員が多く誕生。また、栃木県や長野県といった地方の比較的保守地盤が強いとされたところで無党派知事が誕生するなどの現象が起きました。情報公開などで既成政党政治を変えていった功績は否定できません。

 ただし、このころになると、無党派とか市民派を名乗るだけで、選挙に有利ということが意識され、無党派、市民派を強調する候補も増えだしました。

 いっぽうで、既成政党批判を逆手にとって、国政では小泉純一郎さんが「自民党をぶっ壊す」と叫んでバカ受けし、既成政党批判層をうまく自民党に取り込むことに成功しました。

 このころは、なんでもかんでも、「既存のものをぶっ壊す」と叫んだものが有利とさえ思えるほどの状況がありました。

 しかし、2007年の統一地方選挙あたりから、様相が少し変わってきます。2007年統一地方選挙では、民主党が躍進し、そのあおりで、純粋な無党派・市民派の候補が苦戦する傾向もみられました。

 2009年には、民主党に政権が交代。しかし、政権運営に苦悶し、支持を失っていきます。2011年3月11日の東日本大震災は、「既存のもの」「古いもの」にすがる気風も生み、市民派・無党派候補が予想外に苦戦します。ただ、このときは、同じように「既成政党批判」で登場した「みんなの党」や「大阪維新」と票を食い合ったという側面もあります。

 そして、2012年衆院選。「脱原発」の「市民派」政党の「未来の党」は公示前議席から6分の1以下に減らす大惨敗でした。
2013年参院選では生活の党もみどりの風も緑の党も議席に届かず、東京でタレントとして知名度がある山本太郎さんが当選したにとどまりましたが、彼にせよ、実際には社民党など既存政党の支援も受けていました。またこの選挙では「維新」も大苦戦。自民党が大勝し、日本共産党が躍進という結果になりました。「既成政党の横綱と大関」が結果として支持を得る結果になりました。

2014年衆院選でも、2015年統一地方選挙でもその傾向は続いています。

なぜ、こんなことになってしまったのか?

ひとつは、1990年代のいわゆる市民派にはそうはいってもまだ「中身」があった。当時の時代的要請にこたえる「何か」を「仕事」としてやっているというイメージが強くあった。情報公開、談合政治の打破などです。

ところが、あるころから、既成政党叩きを売りにするだけのような市民派ないし市民派政党、無党派候補が増えてきたと思います。
 そもそも、既成政党ではできなかった幅広い人の意見を政治に反映させるための「無党派」「市民派」だったはずです。それが、「無党派」という名の「排他的集団」に成り下がっているケースもままみられるようになりました。やたらめったら「既成政党」や既成の労組などと関係ある人を排除するなどの傾向も見受けられました。

 ひとつのパターンは、日本共産党を嫌う元学生運動の方々の場合で、この人たちは、勢い余って、自民党より共産党をたたいてしまう場合が見受けられました。また、3.11後に盛り上がった政治運動の中には、「純粋市民派」にこだわりすぎて、運動を広げることができていないケースも見られます。

 いわゆる市民派政治の悪しき部分を凝縮したのが「市民派」を名乗った「橋下徹さんの大阪維新」です。とにかく既成政党や「自治労」をぶっ叩くというビジネスモデルであっという間に支持を集めたのです。しかし、橋下さんが任命した公募の区長や校長が大量に不祥事を起こすなど、「既成政党」や「自治労」未満だったことを自ら暴露してしまったのです。大阪維新は、他の政党とあまり組もうとしなかったため、当初関係が良かった公明党とさえも決裂し、堺市長選挙などで敗北していったのです。

 ところが、一般市民は、とくにリベラル派の一般市民(ただし政治活動とはあまり関係がない多くの有権者)には、「市民がやっている」ということよりも、「市民のためになにをしてくれるか」を重視する傾向が強まっていたのです。その背景としては、リーマンショック以降特に広がった生活不安があります。また、安倍総理が暴走の速度を強めれば強めるほど、「誰がやっているかにかかわらず、安倍総理が、戦争に自衛隊を差し出したり、格差を拡大したり、原発を推進しまくるのを止めてくれ」という思いが広がった。それらをストレートに主張していた日本共産党が野党ではウケたということでしょう、一方で、民主党、続いて維新の失速後は、既得権ガチガチの自民党に回帰する動きが強くみられ、現在の状況になっているといえます。

 また、いわゆる市民派、無党派の活動家の中には、選挙になると、既成政党の活動家以上に、細かい違いにこだわり、選挙をサボタージュする傾向もあります。多くのリベラル派は「護憲・海外派兵反対」「脱原発」「格差是正」で一致します。しかし、例えば、「護憲・海外派兵反対」を重視する人は、「脱原発」や「格差是正」を重視するリベラル政党の候補者支援に不熱心になり、「脱原発」重視の人は、「護憲・海外派兵反対」「格差是正」を重視する候補の応援をサボタージュし、「格差是正」を重視する有権者は「護憲・海外派兵反対」や「脱原発」重視の候補者支援をサボタージュするという傾向をいろいろな選挙で見聞きしてきました。あるいは「あの候補者はここがダメだ」とか、評論ばかりして、汗をかこうとしない市民派や無党派の活動家も見受けられます。こうした「斜に構えた」態度こそが実は、安倍自民党をのさばらせてきたとさえいえるのです。

わたくし、さとうしゅういち自身もかつて、民主党という既成政党、また、役人時代は自治労という既成労組の横綱ともいえるところに所属をしていたわけです。しかし、多様性や参加民主主義という点で、既成政党に限界を感じ、緑の党の結成に参加した次第です。しかし、緑の党も含めた市民派・無党派が、既成政党以上のことがなしえていないのではないかという思いを最近強く感じ、問題提起をした次第です。

 市民派・無党派の政治家や活動家は、「既成政党叩き依存」を脱却しなければならないのです。
 市民派や無党派が既成政党をたたくことで、スカッとする人も出るでしょう。そして、一定の票を確保できるかもしれない。その成功体験を抜け出すのは難しいかもしれない。しかし、「既成政党叩き」とは、結局は、政党をいっしょくたくにして叩くことであり、組織票を持つ自民党を利することになりかねません。

  また、いつのまにか既成政党叩きがメインになり、政党として、あるいは候補者自身が何をしたいかという点がおろそかになる危険もあります。あるいは、例えば「どうしたら市民・県民・国民のためになるか?」ではなく、「日本共産党との差別化ありき」で、「新自由主義的な方向」へ敢えて向かおうとする危険もでてきます。
 わたくし・さとうしゅういちと、緑の党・ひろしまは、2015年統一地方選挙へ向け、2014年夏の段階で、すでに、護憲・脱原発・格差是正の議員を最大化し、自民党議席を最小化する観点から、日本共産党をはじめとする既成政党も含む候補者の推薦・支持を表明してまいりました。

 安倍政権の暴走を止め、「戦争でも原発でもヒバクシャを出さない世界をつくる」「カープのプレイボールを家や球場で観られる日本をつくる」という大きな仕事のためには、「自分たちだけ」の力では無理なのです。ことさらに既成政党を排除してはできないのです。

 青空が好きで 花びらが好きで
いつでも笑顔の すてきな人なら
誰でも一緒に 歩いてゆこうよ
きれいな夕日が 輝く小道を
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ
戦争を知らない 子供たちさ


「戦争を知らない子供たち」

北山修作詞・杉田二郎作曲



 



 




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by hiroseto2004 | 2015-05-16 22:11 | 新しい政治をめざして | Trackback