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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

『大日本帝国をトリモロス』から『米中とぶつからない海外派兵』に変質を強いられた安倍総理

【安倍総理が『大日本帝国をトリモロス』から『米中とぶつからない海外派兵』に変質を強いられた夏】
安倍晋三総理はこの夏、アメリカ帝国主義や中国に妥協する形で、変質を強いられました。
安倍晋三総理の本音は憲法改正で大日本帝国をトリモロスことです。
そのために、アベノミクスを演出し、古臭いものが嫌いな傾向もある金持ちインテリの支持を取り付けました。(地方の年配者が従来の自民党支持者だが、安倍晋三総理はむしろビジネス右派に食い込んでいる。) しかし、結局は、アメリカや中国に妥協しました。
戦後70年談話は、その象徴で、侵略やおわびといったキーワードをちりばめ、アメリカを満足させ、中国をギリギリ怒らせない範囲を絶妙に狙った。
安倍晋三としての本音を出したら、アメリカからも中国からも集中砲火だった。しかし、さすがにそれはなかった。安保法案も、中国との衝突ではなく、南スーダンを想定していた。
南スーダンは、『日本軍』と『中国軍』『韓国軍』『インド軍』が共同でPKOで駐屯しています。中国やインド企業が石油利権を持っています。
乱暴にいえば、例えば中国軍が現地で襲われれば自衛隊(日本軍)も駆けつけ警護する。中国に恩を売れば日本も利権のお裾分けがありそうだ、という話。
米中、日中の経済関係を考えたら戦争なんてありえない。『フツーの帝国主義者』なら、米中とうまく折り合いをつけ、利権をぶんどるでしょう。
PKOですからアメリカももちろん了解してのこと。
まあ、アメリカ親分には、いいなりで、自衛隊だしまくり。中国とも実は、裏ではそれなりに手を打って、利権をぶんどる。こういう方向に安倍晋三総理は落ち着きました。
経済界やアメリカなどが望み、中国やインドも強くは反対しない線に落ち着きました。
しかし、だからこそヤバいのです。
中国との戦争が遠退いたという理由で安倍政権を再び支持しだした人もいそうです。
しかし、今度は、中東やアフリカでの利権ぶんどり戦争に参加する。駆けつけ警護なり、テロリスト逮捕なりの名目でです。
もちろん、それにより、日本へのテロのリスクは高まります。対中国戦争なら単純に『経済がむちゃくちゃになることはやめろ』という反対論でも十分でしょう。
逆にいえば、喧嘩を売りまくっていた時代の安倍晋三とは帝国主義者としても、損得勘定ができない落第生です。
また、株価暴落で、安倍晋三さんへの失望が広がればなおさら、『暴走』はしにくい。
しかし、さすがに安倍晋三総理も『手堅く』、遠いアフリカや中東で『中国や韓国とさえ仲良く』利権をぶんどる自衛隊派兵が行わる路線でいくでしょう。
これが定着した場合、どうなのか?

日本は、アメリカ寄りの国々(サウジアラビアなど)とも、EU寄りの国々とも、中韓ロ印寄りの国々とも『仲良く』利権をぶんどる国になる。
原発を売って儲ける国になる。
それでいいのでしょうか?安倍晋三の大日本帝国復活などは土台無理だった。
大日本帝国復活による日本滅亡の危機は遠退いた。しかし、フツーの帝国主義としての日本に変質する危険はまだまだあるし、実はとくに2001年のアフガニスタン戦争への給油活動以来徐々にそう変質している。
たとえ、民主党政権に復帰したとしても、大衆運動がなければ『フツーの帝国主義国・日本国』への変質は止められません。

海外派兵ではなく仲介外交、原発輸出ではなく、省エネ、再生可能エネで貢献する日本。そして格差是正。こうした方向を打ち出す政党を伸ばすとともに、常に、時の政権に大衆運動が叱咤激励していく必要があります。

by hiroseto2004 | 2015-08-25 23:42 | 国際情勢 | Trackback