安保法廃止共同提案、野党選挙協力、社民党大会に志位委員長出席 36年ぶりの全野党共闘復活
2016年 02月 19日
少しずつですが、着実に野党共闘が進んでいます。
共産党の委員長が社民党大会に出席とは、いわゆる社公合意で日本共産党排除を社会党が打ち出して以降の野党分断構造の終焉を意味するもので意義深いですね。
1980年のいわゆる社公合意は、野党の分断を進めました。さらに、1980年代末には、金丸信(社会党右派の田辺誠らと手を握る)・橋本龍太郎(運輸大臣として国鉄労組を解体)ら自民党幹部が労働組合・日本社会党に手を突っ込み、大手企業や権力に対抗する勢力の分断を進めていきました。そうしたことの結果、1990年代末には、社民党でさえ、労働者派遣法改悪に賛成するという、今からは信じがたい状況になったのです。この時期には、いわゆるデモや集会などの社会運動も、環境問題や情報公開などのテーマは別として、権力や大手企業に対抗するような性質のものは、全くと言っていいほどおとなしくなってしまったのです。
2001年に、小泉政権が登場。9.11テロ後、当時のアメリカ・ブッシュ政権に追随し、新自由主義と自衛隊海外派兵の道を爆走するようになってようやく、変化も出てきます。あくまで「個人レベル」で「多様な潮流の勢力」が合同で集会を行ったり、組織に属していない個人が自発的にデモや集会に参加する動きが出てきます。さらに、2000年代後半に、格差・貧困問題が噴出し、自民党の政権からの陥落がもたらされます。しかし、その民主党政権も、官僚に敗北し、安倍総理に返り咲きを許してしまったのです。
だが、2011年の3.11の原発事故、そして、安倍総理の集団的自衛権行使容認の閣議決定などの暴走を契機に市民側から反自民勢力の共闘を求める流れが強まり、ついに、1980年1月10日のいわゆる社公合意以来、36年ぶりの公式の国政における野党共闘の復活となったのです。
36年かけて、自民党は野党や労働組合など、大手企業や官僚に対抗する勢力を分断・解体していった。そして、対抗勢力を失ったことで、自民党は暴走をしている。そうした中で、ようやく、対抗勢力がまとまってきた。
正直、いまの年配者(60代くらい)の方々が若かりし頃より、はるかに厳しい社会状況になるのは覚悟しておいて法がいいと思います。それは致し方がないことで、36年間の自民党側の分断工作の中で、対抗勢力が弱体化していったつけが、これからも出てくるでしょう。特に、労働分野を中心にそれは深刻だと思います。「安保反対、原発反対は国会前で叫べても、職場は悲惨な環境で声を挙げられない」人が多いという現状にそれは表れています。
それでも、歴史は前に動いているのです。
https://www.facebook.com/events/703367866447204/
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少しずつですが、着実に野党共闘が進んでいます。
共産党の委員長が社民党大会に出席とは、いわゆる社公合意で日本共産党排除を社会党が打ち出して以降の野党分断構造の終焉を意味するもので意義深いですね。
1980年のいわゆる社公合意は、野党の分断を進めました。さらに、1980年代末には、金丸信(社会党右派の田辺誠らと手を握る)・橋本龍太郎(運輸大臣として国鉄労組を解体)ら自民党幹部が労働組合・日本社会党に手を突っ込み、大手企業や権力に対抗する勢力の分断を進めていきました。そうしたことの結果、1990年代末には、社民党でさえ、労働者派遣法改悪に賛成するという、今からは信じがたい状況になったのです。この時期には、いわゆるデモや集会などの社会運動も、環境問題や情報公開などのテーマは別として、権力や大手企業に対抗するような性質のものは、全くと言っていいほどおとなしくなってしまったのです。
2001年に、小泉政権が登場。9.11テロ後、当時のアメリカ・ブッシュ政権に追随し、新自由主義と自衛隊海外派兵の道を爆走するようになってようやく、変化も出てきます。あくまで「個人レベル」で「多様な潮流の勢力」が合同で集会を行ったり、組織に属していない個人が自発的にデモや集会に参加する動きが出てきます。さらに、2000年代後半に、格差・貧困問題が噴出し、自民党の政権からの陥落がもたらされます。しかし、その民主党政権も、官僚に敗北し、安倍総理に返り咲きを許してしまったのです。
だが、2011年の3.11の原発事故、そして、安倍総理の集団的自衛権行使容認の閣議決定などの暴走を契機に市民側から反自民勢力の共闘を求める流れが強まり、ついに、1980年1月10日のいわゆる社公合意以来、36年ぶりの公式の国政における野党共闘の復活となったのです。
36年かけて、自民党は野党や労働組合など、大手企業や官僚に対抗する勢力を分断・解体していった。そして、対抗勢力を失ったことで、自民党は暴走をしている。そうした中で、ようやく、対抗勢力がまとまってきた。
正直、いまの年配者(60代くらい)の方々が若かりし頃より、はるかに厳しい社会状況になるのは覚悟しておいて法がいいと思います。それは致し方がないことで、36年間の自民党側の分断工作の中で、対抗勢力が弱体化していったつけが、これからも出てくるでしょう。特に、労働分野を中心にそれは深刻だと思います。「安保反対、原発反対は国会前で叫べても、職場は悲惨な環境で声を挙げられない」人が多いという現状にそれは表れています。
それでも、歴史は前に動いているのです。
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SNSが見られなくなる前に国民連合政府で安保法廃止を・・準地元・イオン祇園前で次期国政選挙へ向け、協力呼び掛け
https://www.youtube.com/watch?v=xK6tCMSRKzw&feature=youtu.be
2015年4月2日さとうしゅういち街頭演説安芸郡府中町 河辺たかふみ広島市長・中原ひろみ市議・つくだ守生県議で誰もが置きざりにされない広島を