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by hiroseto2004

「既得権益」を「全て打倒」するのが正しいのか?参院選を前に考えよう

 参院選を前に、皆様に考えて頂たいことがあります。

単純な問いです。

”「既得権益」を「全て打倒」するのが果たして正しいのか?”






一九八〇年代末、ポストモダンに時代が入った頃から、「既得権益を打倒し、生活者のための政治を」という議論が高まりました。
その標的は、医者や農民、自営業者でした。

野党系(特に社会、民社系、あるいは、新党系)の論客が自民党の支持基盤の「既得権益批判」を展開した時代はありました。

1990年代後半になると、橋本龍太郎(故人)がこうしたポストモダンの論客らの主張を取り込む形で、構造改革を行い、それは2000年代前半の小泉政治へと引き継がれていきます。

2000年代になると、今度は、公務員や大手企業正社員が既得権益視されるようになります。そして、橋下徹さんが、連合・自治労をぶっ叩いてバカ受けしていきます。

また、生活保護者へのバッシングも目立つようになります。なんと、生きることまでが「既得権益」のような雰囲気になってしまったのです。

さらに、3.11の東日本大震災で、原発問題で原子力村の既得権益に批判の目が向いたことが結構なことでした。
しかし、一方で、既得権益批判の風潮が新自由主義者にうまく利用されてしまったのも事実です。
橋下徹さんなどは、その最たる例です。

そもそも、「既得権益」って何でしょうか?

日本国憲法に明記されている人権もある意味「既得権益」といえますよね?

これらも「打倒すべき」なのでしょうか?

そう。自民党は、立憲主義を否定し、人権の多くも制限するような中身の新憲法草案をつくっています。

憲法九条ももちろん大事です。

しかし、怖いのは、自民党案が人権を制限し、場合によっては権力者の都合で否定してしまうような改憲だから問題なのです。

確かに、打倒すべき既得権もある。

だが、
「既得権打倒!」の気風が、巧妙に安倍総理らに悪用され、気がついたら国民が総理ら権力者に「既得権益」である「人権」を奪われていた、ということになりかねない。それが、参院選前夜の情勢ではないでしょうか?



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by hiroseto2004 | 2016-06-17 01:30 | 憲法 | Trackback