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by hiroseto2004

「さよなら島根原発ネットワーク」、耐震設計変更への抗議申し入れ

「さよなら島根原発ネットワーク」、耐震設計変更への抗議申し入れ(中国電力島根支社へ)

中国電力株式会社

取締役社長 清水 希茂様

さよなら島根原発ネットワーク

共同代表 杉谷 肇

田中初恵

土光 均

水野彰子

島根原発2号機適合性審査における安全軽視の重要度分類変更に対する抗議申し入れ

 5月26日に開催された第363回原子力発電の新規制基準適合性に係る審査会合において、島根原発2号機の審査が行われました。貴職は、設備の耐震設計方針について説明した際に、設備の耐震重要度分類において、Bクラスの設備をCクラスに変更するとの方針を説明しています。この変更方針は、規制委員会の指摘する通り、新規制基準が求める深層防護の考えを否定するものであり、「異常が発生してもその影響を拡大させない」という事故発生防止を放棄するものです。貴社のこの安全軽視の姿勢は、コストを優先し住民の命を軽視するものであり断じて容認できません。

 貴社は、島根原発2号機が新基準に適合するためには耐震補強工事が必要となることを認識し、さらにBクラスをCクラスに変更しなければ1,000か所の追加補強工事が必要となると強調しています。また、補強工事を行う場合には、構造的に複雑になる部分も発生するとしています。タービン設備の配管などについては口径が大きく、地震発生荷重も大きくなり、新基準適合のためには大規模な工事となるとし、設計難度も高くなると説明しています。

そこで、これらの設備が破損しても放射線の公衆に与える影響を定量的に評価し、十分に小さいことを確認したのでBクラスをCクラスに変更することにしたといいます。

しかし、この変更は地震に対する耐力が小さくなり、リスクが大きくなることを貴社自身も認識し、説明しています。規制委員会からも、この変更ではタービンミサイルが発生する可能性が出てくると指摘され、プラントの虚弱性が高まると強く警告されています。

そもそも、現行の耐震重要度分類は「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」において,地震により発生する可能性のある環境への放射線による影響の観点から定められたものであり、福島の事故を経て津波の影響が考慮されるようになったものの、設計上考慮すべき地震力自体や重要度分類に変更はなく、現状は安全を確保する観点からは不足していると言えるものの、削ってもいいほどの大きな安全余裕を担保するものとはなっていません。規制委員会も指摘するように、貴社の示した重要度変更方針は、自分で勝手に必要な補強工事をしなくても済むように重要度クラスを下げる別の基準を作り、「大した影響はない」と言うものであり、原発の安全を低下させる許しがたい行為です。

貴社の姿勢は、事故発生を防止する気がないことを明示するものであり、ここに強く抗議するとともに、以下のことを強く求めます。

1、 適合性審査における当該方針を撤回すること
2、 原子力発電の事業者として適格性を欠いており、原子力発電事業から撤退すること

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by hiroseto2004 | 2016-06-17 10:06 | エネルギー政策 | Trackback