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by hiroseto2004

庶民の怒りに打倒された「既得権化したポストモダン」

ポストモダンが終わったーーイギリスのEU離脱多数

【庶民の怒りに打倒された「既得権化したポストモダン」】
EUでは、昨年は、ギリシャで、緊縮策受け入れをギリシャが拒否する国民投票結果を出し、「すわ、離脱か?」という騒ぎになっています。結局は、チプラス首相が独仏などに屈服し、受け入れたわけです。




しかし、今回は、比較的EU内部で経済的に豊かなイギリスで、離脱という選択をしました。
ギリシャの場合は、緊縮策を押しつけられたらたまらないという庶民の怒りの爆発。
一方、イギリスでも、EUが移民をどんどん入れて、それにイギリスも追従せざるを得なくなり、労働者階級の間では特に、労働者の使い捨てが進むのではないか?という懸念が広がったと思います。
EUに入っていることによる格差の拡大と新自由主義財政政策への怒り。
イギリスにおいても、結局は労働者の使い捨てにつながることへの懸念。
さらに、そのイギリス内部でもスコットランドは独立志向を強めており、EU残留派が多いという複雑さもあります。
元々は、イギリスはEUでは「外様」でした。EUの原型のEECには当初は不参加でした。1973年にようやくECに加盟。しかし、1993年のEU発足に当たっても共通通貨ユーロは使わないで今日に至っています。
イギリスがNATO(事実上のEU軍)を脱退しない以上、1992年のEU結成以前、ないし、イギリスがECに入った、1973年以前の状況に戻るだけ、とも言えます。
しかし、これにより、ソ連・東欧圏(旧スターリン主義圏)崩壊以降の世界を特徴付ける「ポストモダン」の時代は終わったといえます。
人々の間に「既得権化したポストモダン」への怒りが広がっています。
「格差是正」を叫ぶアメリカのサンダースなどの登場は、近代の復権ともいえます。
ただし、ポストモダンの失敗や、ポストモダンへの反感の勢い余って生じる問題も多数噴出しています。
中東においてはポストモダンの後期のチャンピオンたるジョージ・W・ブッシュ息子が始めた戦争により、イスラム国が跋扈し、それが、世界に拡散しています。ポストモダンの失敗が、イスラム国というプレモダンを解き放ってしまったのです。
日本においては、ポストモダンの失敗への反感の一部が、安倍総理を支えている面があります。
すなわち、「1980年代への郷愁」です。金丸信・竹下登らの時代を懐かしがり、古い経済政策をとる安倍総理を持ち上げてしまう雰囲気もある。他方、日本においては、ポストモダンは「権力批判はダサい」という空気に回収され、このことも安倍総理を暴走させる結果になっています。
世界におけるイスラム国、日本における安倍総理という負の遺産をのこし、また、排外主義の復活などの危険もはらみながらポストモダンは今年、終了しました。
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by hiroseto2004 | 2016-06-24 21:54 | 思想・哲学 | Trackback