岩手、依然、1100人孤立
2016年 09月 02日
台風上陸から3日。依然、想像を絶する危機的な状況が続いています。
岩手1100人孤立続く=屋根にSOS文字も―北海道3人不明・台風被害
台風10号による豪雨被害で、岩手県では1日も住民約1100人が依然、孤立している。グループホームの入居者らが死亡する被害が出た岩泉町では、住民17人と連絡が取れない状態が続き、県警と消防が安否確認を急いでいる。北海道でも川に流されるなどして3人が不明となり、捜索活動が続いている。
岩泉町の伊達勝身町長は1日、役場で記者会見し、「安否確認が手付かずの地区がある」と述べるとともに、「救援物資が届いていない所もあり、自衛隊と協力して届けたい」などと状況を説明した。
岩手県警によると、岩泉町のグループホーム「楽ん楽ん」で見つかった9人の遺体の性別は男性2人、女性7人と分かり、身元確認を進めている。また、同町を流れる小本川の河川敷で見つかった遺体は岩舘五郎さん(76)=同町=、久慈市の民家で見つかった女性の遺体は中塚スヂイさん(89)=同市=と確認された。消防によると、岩泉町内で流された住宅にいた女性1人と連絡が取れないと家族から通報があり、確認を進めている。
岩手県によると、岩泉町、宮古市などで家屋浸水や土砂崩れなどの被害で孤立が続き、消防や災害派遣要請を受けた陸上自衛隊などが救助活動を行っている。
約900人が孤立する岩泉町では、消防ヘリコプターが住宅の屋根にあった「SOS」の文字を発見し、住民4人の生存が確認され、うち一人は搬送された。
by hiroseto2004
| 2016-09-02 06:37
| 北海道・三陸大水害
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