サウジアラビアがトルコのクーデター未遂に関与?
2016年 09月 11日
9.11テロに続いて今度はトルコのクーデター未遂へのサウジの関与疑惑が浮上しています。
サウジとエルドアン政権の関係が悪化していたのは確かです。
しかし、この記事が事実とすればサウジがクーデター未遂に関与したことで、余計にエルドアンが硬化。それまで孤立していたエルドアンが一挙に、ロシア寄りに舵を切る踏ん切りがついてしまったとも言えます。
トルコのクーデター、サウジの関与が明らかに
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i16381
西側の情報筋が、サウジアラビアがトルコのクーデター未遂事件に関与していたことを示す重要な証拠を手にしました。
ヨーロッパのニュースサイトAMCは情報筋の話として、「サウジアラビアは、クーデター関係者を支持し、トルコの公正発展党を倒すために彼らと関係を確立することで、非常に危険な歩みを進めており、トルコとの関係を危険にさらしている」と伝えました。
この報告によりますと、サウジアラビアのムハンマド皇太子兼国防大臣がトルコのクーデター計画者と連絡を取っていたということです。
サウジアラビアのメディアはしばらく前から、トルコのエルドアン大統領に対して、批判的な立場をとっていました。サウジアラビアのアルアラビーヤテレビは、クーデターの首謀者とされるアメリカ在住のギュレン師とインタビューを行っています。
ギュレン師はこのインタビューで、エルドアン大統領を独裁者と呼んでいました。
アルアラビーヤテレビは、ムハンマド国防大臣の指示により、サウジのクーデター関与へのトルコ政府の疑いをあおっていたこのインタビューを、すぐさまインターネット上から削除しました。