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by hiroseto2004

カリタス学園、結核による雇い止めは許されない!控訴審 10月4日(火)

平成28年 事件番号(ネ)第3449号 第8民事部
カリタス学園、結核による雇い止めは許されない!

カリタス学園の産休代替講師だったA先生は、採用時に3年の雇用期間の試験を受け採用されました。しかし採用2年目の2014年4月、職場の健康診断で肺に異常が指摘され、その後肺結核の診断を受け入院を余儀なくされます。A先生の入院先を訪れた学園の校長は、「あなたが学校に入れば加害者です」等と発言し、無期限の出勤停止を言い渡します。
 退院後、6月下旬学園理事長より「結核による出勤禁止」と書かれた通知が届き、続いて7月中旬復職に必要な書類と検診の希望者に対して学園が支払うことになる金額が「甚大」であることを知らせる通知書が届きます。A先生は、必要な診断書を取り寄せますが、その診断書が揃うより先に学園は8月1日、代わりの講師と契約を交わしてしまいました。A先生は治癒して、「就業制限の解除」となり復職可能になった事実を学園側は知っていたにもかかわらず、8月下旬、年度内で雇い止めとそれまでのあいだ出勤に及ばないとする通知書をA先生は受け取ります。9月末、学園祭を訪れたA先生は玄関先で追い返されてしまいました。
 神奈川私教連に加盟し団体交渉を3回持ちましたが、交渉は決裂し、2015年5月28日、横浜地方裁判所に提訴しました。この裁判は、世間の注目を集め傍聴券裁判となりましたが、2016年6月2日に言い渡された判決は、不当なものでした。まず1点は、労働契約法第19条に反する判断をしたことです。
労働契約は1回更新されて契約2年目に入り、担任を任されていたにもかかわらず「原告との契約が1年とされたこと」「更新契約が1回にすぎないこと」から「原告と被告との労働契約は一時的、臨時的なものであって長時間の継続雇用を前提とするものということはできず」、「労働契約法19条1号に該当するものとは認められない」と判断されました。また「私傷病を理由として」「労務提供することができなかったこと」「十分な人員体制が構築できる見通しが立っていたこと」を理由に「本件労働契約が更新されるものと期待することについて合理的な理由があるとも認められない」と判断しました。これは労働契約法第19条に反する不当な判断です。
「私傷病」とは結核のことであり、結核によって就業制限され労務提供できないことを理由に、期間の定めのない労働契約を終了させることは社会通念条認められません。それが1年契約の労働者なら認められるという判断は明らかに不当です。
 2点目は、結核を理由にした雇い止めである事実を公正に見ていないことです。学園は治癒してA先生が「就業制限の解除」となり復職可能になった事実を知ったにもかかわらず、別の非常勤講師と雇用契約を結びました。しかし、判決文の中では学園の不当な振る舞いについて一切触れていません。
A先生は、6月15日、東京高等裁判所に控訴しました。みんなで傍聴して、有期雇用者の権利と病気になっても差別されない権利のために闘いましょう!

第一回期日 10月4日(火) 10時半 第809号法廷(霞ヶ関A1出口)
(この文は、「カリタス学園、結核による雇い止めは許されない!」の呼びかけ文及び、「カリタス学園・A先生雇い止め事件に対する原判決を破棄し、公正な判断を求める要請書」を参考に作成したものです)


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by hiroseto2004 | 2016-09-23 21:34 | ジェンダー・人権(労働問題) | Trackback