人気ブログランキング | 話題のタグを見る

庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

備忘録 質の割に低い対価しか渡さないのが日本が低生産性に見える原因

日本の生産債が低い、と総理らは嘆く。
しかし、なぜ、生産性が低いように見えるか?
それは労働投入量当たりの「付加価値」=賃金+利潤が低いからである。
なぜ、その付加価値が低いか?
日本人が、質の割には低い対価しか生産者に渡していないからである。

北欧の福祉国家、たとえばノルウェーなどに行けば、レストランのランチでも日本より高いのに
びっくりします。
それと、福祉が充実していること、労働時間が短いことはセットなのです。

日本は、北欧と比べても便利で安いモノやサービスが手に入るが、労働者はクタクタです。

その構造を改めないで、労働時間だけ短くすれば、多くの労働者は収入不足で貧困が拡大してしまいます。

もちろん、資本主義の本質として労働者の窮乏化は起きる、というのはそれはそうだが、日本の場合は「お客様は神様」というフレーズが誤用されているという問題も大きいのではないでしょうか?

さらに、日本の村社会としての特質と外来の新自由主義が結合し、自分たち以外の業種の人のことなど無関心になってしまう、ということもあるのではないでしょうか?

そもそも三波春夫の「お客様は神様」というのはお客様の良いなりになる、という意味ではなく、お客様の前で神様の前でやるように、一生懸命演技するという意味である。それに対して、それ相応の対価でお客様もこたえる。
対価というのは、お金だけでなく、「ありがとう」の言葉や感謝の気持ちも含まれると思います。

列車がちょっと遅れたくらいですぐ、平社員である駅員や車掌に罵声を浴びせるなど、あるべき方向とは逆ではないでしょうか?





by hiroseto2004 | 2016-10-03 21:25 | 経済・財政・金融 | Trackback