エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

クルーグマン教授の真意は「日本にとって(そしてたぶん他の国々にとっても)必要なのは、本当の意 味で積極的な政策」

松尾匡先生らによる「ポール・クルーグマン「日本の問題を再考する」(Rethinking Japan)解説」です。
ここでクルーグマンは、二つの通時的均衡の存在を考えているものと思われる。一つは、デフレないし低いインフレの予想が続くもとで、マイナスの自然利子率よりも現実の実質利子率が高く、不完全雇用が持続して、もとのデフレないし低いインフレの予想が自己実現し続ける均衡である。もう一つは、比較的高いインフレ予想によって現実の実質利子率がマイナスの自然利子率に一致し、完全雇用が持続して、その比較的高いインフレが自己実現し続ける均衡である。どちらの均衡も、一旦はまり込むと、そこから容易に抜け出ることはできない。だから、不完全雇用の均衡の持続から、完全雇用の均衡の持続に移るには、慣性の力に逆らう大きな一押しが必要になる。「日本にとって(そしてたぶん他の国々にとっても)必要なのは、本当の意味で積極的な政策だ。インフレ率を押し上げるために財政政策と金融政策を動員すること、インフレ目標を持続可能なほど十分に高く設定することである。ロケットが地球の重力から抜け出すには、脱出速度を超える速度が必要だ」と のこの論考の結論は、このことを言っていると思われる。

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by hiroseto2004 | 2016-11-27 06:34 | 経済・財政・金融 | Trackback