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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

イラン政府やマレーシア市民らがミャンマー政府によるイスラム教徒への暴力や差別の中止要求

イラン政府やマレーシア市民らがミャンマー政府によるイスラム教徒への暴力や差別を止めるよう求めています。



イラン外務省のガーセミー報道官が、ミャンマー政府に対し、イスラム教徒に対する暴力や差別をやめるよう勧告しました。

ガーセミー報道官は、5日月曜、定例記者会見で、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒に対する暴力や差別の継続と、それに対するイランの立場についてのIRIB国際放送記者の質問に対し、「さまざまな宗教グループに対する暴力や差別は、どのようなものであっても非難される」と語りました。

ガーセミー報道官は、「イスラム教徒に対する暴力は、社会を過激主義へと導き、その流れの拡大は、地域や世界のいかなる国にとっても利益にはならない」と述べました。

さらに、ミャンマー政府の関係者に対し、自国の安定と安全のために賢明な方法を選び、特にイスラム教徒に対する差別や暴力を回避するよう勧告しました。

また、アメリカのイラン制裁法の延長に触れ、「アメリカは、イランへの敵対が習慣になっており、新たな制裁がアメリカの次期政府にどのような結果をもたらすかを今予想することはできない」と語りました。

こうした中、ガーセミー報道官は、「イランはいかなるときも、進んで核合意に違反したり、取り決めを無視するつもりはない」と強調しました。

ガーセミー報道官は、「アメリカ議会でイラン制裁法の延長が決定されたこと、そして今後起こると予想される出来事は、これまでの合意の約束に反するものであり、容認できない」と述べました。

さらに、核合意の違反は簡単に実現されるものではないとし、「アメリカは、今の道から正しい道へと戻るべきだ。なぜなら、数カ国による核合意の取り決めを一方的なのものにしたり、明確にされた方向に反して進んだりすることはできず、その力もないからだとしました。

また、OPEC石油輸出国機構の石油減産に関する先週の合意について、「この合意は、賢明さと自負心によって、国際舞台で重要な成功を収めることができるということを示した」と述べました。


マレーシアで、数千人が抗議集会を開き、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒の殺害を非難しました。

IRIB通信によりますと、マレーシアの人々数千人は、4日日曜、クアラルンプールのスポーツ競技場で、ロヒンギャ族の殺害や嫌がらせを非難しました。

マレーシアのナジブ首相もこの集会に参加し、演説の中で、ロヒンギャ族の殺害を非難すると共に、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相に対し、イスラム教徒の殺害を阻止し、彼らを守るよう求めました。

ナジブ首相はまた、インドネシア大統領にも、ロヒンギャ族の大量殺害に抗議するよう求めました。

マレーシア政府は先週にも、ミャンマー西部・ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒の弾圧に抗議し、クアラルンプールに駐在するミャンマー大使を呼び出し、両国のサッカーの22歳以下代表による親善試合を中止しました。

ロヒンギャ族のイスラム教徒は、2012年以来、ラカイン州で過激派仏教徒の攻撃を受けています。

今年10月初めからは新たな暴力の波が起こっており、この中で、3万人以上のイスラム教徒が住む家を離れざるを得なくなっています。


by hiroseto2004 | 2016-12-06 19:52 | 国際情勢 | Trackback