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by hiroseto2004

「プーチンを逮捕しろ」に違和感を覚えた理由

12月15日に来日したプーチン大統領について「逮捕しろ」という日本の外務省前でのデモ行動が、脱原発や護憲などの運動では
本紙と方向性を同じくする仲間の皆さんにより行われました。

しかし、今回は、この行動について、本紙として賛同することは控えました。

今回の日露首脳会談については、安倍総理自身やマスコミが騒ぐほどの成果はなかったと思います。
そもそも、領土問題とは、同じ西側同士のスペインとイギリスのジブラルタル問題や、アルゼンチンとイギリスのフォークランド(マルビナス)問題、ドイツとフランスのライン川西岸(アルザス・ロレーヌ)問題など、数百年単位で解決に時間が掛かり、あるいは数百年経ってもなかなか解決しない問題です。
一回の首脳会談でどうこうなる問題でもないし、過剰に騒ぐマスコミもどうかと思います。

しかし、他方で、今回の「プーチンを逮捕しろ」という行動についても違和感を覚えました。
「プーチン逮捕」の法的根拠がないわけではないことは本紙も存じています。
日本政府が戦争犯罪人を逮捕して国際司法裁判所に引き渡すことは可能です。

そのことを大前提としても、では、プーチンをたとえ逮捕するにしても「もっと前に逮捕されるべき人」
がいるのではないか、と言う問題があります。

今回の「逮捕容疑」は、主に
1,チェチェンでの残虐行為
2,シリアでの空爆
の二つです。
2についていえば、そもそも、ISISの極悪非道な行いこそ、まず非難されるべきでしょう。
そして、ISISをつくってしまったのは、それこそ、アメリカやイギリスと言った西側によるイラク侵攻です。

特にブッシュ被疑者は、911テロがサウジが黒幕だったのにもかかわらず、これを隠蔽。さらにイラクに濡れ衣を着せて
イラク戦争を強行したのです。そのことがISIS台頭につながったことは当時のイギリス首相のブレア被疑者も認め、
謝罪しています。

アメリカやイギリス、サウジの不始末の尻ぬぐいをわざわざしているというのが今のロシアの立ち位置でしょう。
放火殺人事件にたとえれば、アメリカやイギリスがイラク・シリアでの大量放火殺人犯。
ロシアは消火活動(破壊消防)のために、周りの家をぶっ壊し、巻き添えで死人が出ている
と言う状況でしょう。

巻き添えになって犠牲者が多数出ていることは大変怒りを覚えているのはわたしも一緒です。
だが、「平和への犯罪」という意味では、「問題の根源をつくった」米英と「収拾の仕方が不味い」
ロシアを同列には扱えないでしょう。


1,チェチェンについて

ですが、米英仏や日本自身による植民地支配、中国によるウイグルやチベットでの弾圧もあるわけです。

「日本軍」だって、大昔は日本ではなかった沖縄に対して、辺野古や高江で似たような弾圧はやっていますよね?

ロシアに対して偉そうなことが言えるのでしょうか?

さらにいえば、アメリカ軍のオスプレイが墜落し、形だけとはいえ、日本政府でさえもオスプレイ飛行中止を求めている
このタイミングで「プーチンを逮捕しろ」というのも、前から予定していて仕方がなかったとはいえ、違和感を覚えた部分です。

もちろん、今後も、「プーチンを逮捕しろ」主催者の皆さんとも一致できる点では大いにご一緒させていただきますが、
今回の「プーチンを逮捕しろ」については違和感のほうが多く、賛同は見送りました。

繰り返しますが、政府やマスコミは、プーチン来日祝賀で騒ぎすぎです。
また、「過剰警備」もやめてほしいものです。

ただし、「プーチンを逮捕しろ」というのにも違和感を感じたので賛同はしない。
以上が、今回の本紙のスタンスです。




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by hiroseto2004 | 2016-12-16 19:14 | 国際情勢 | Trackback