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by hiroseto2004

「中国に対抗するため、ロシアに屈するのは仕方がない」という政権支持派

「領土」具体的進歩なしー日露首脳会談

日露首脳会談を受け、インターネット上では、政権支持派の右派の方々が以下のような趣旨の弁解をされています。
「中国に対抗するため、領土返還なしでもお金をあげてロシアに屈するのは仕方がない。」
要は、「中国の脅威」に対抗するためには、ロシアを仲間にし、ロシアと中国を引き離したい。
そういうことです。

もうひとつは、
「中国の海洋進出でシーレーンが危ないので中東依存を脱却するためにロシアとは仲良くすべきだ。」
という理屈です。

どちらにせよ、かなり強引な理屈ではないでしょうか?

そもそも、北方領土をロシアが返さない背景の一つは、北方領土には米軍基地をつくらないという確約がないこと。
かつて、ロシアは、ポーランドなどの東欧圏を「手放した」後、NATOが東欧を加盟国としてしまい、ロシアは包囲される形になった、という苦い経験があります。
やはり、そこは確認しておきたかったでしょう。
また、日本が対ロ制裁に加わりつつ、安倍さんがすり寄ってきても、信用できない、というのもあるでしょう。
あまりにも見え透いた二股外交にプーチンさんも苦笑しているのではないでしょうか?

なお、クリミア問題、シリア問題では、安倍さんはプーチンさんに同意したそうです。
ただ、ふんふんと話を聞いただけかもしれませんが異論は挟まなかったわけです。
もともと、クリミアは、ソ連時代はロシア領だったものをフルシチョフが地元への土産として
ウクライナに取らせた経緯があります。
それを元に戻したということでもある。
やり方が強引だった部分はあるがロシアに正当性がないとも言い切れないのです。

シリア問題については、欧米諸国がロシアを悪者にしすぎです。

もともとISISが登場したのはアメリカやイギリスによるイラク戦争が原因です。
極論すれば、放火殺人犯が米英のブッシュ被疑者とブレア被疑者、さらには、ISISをはじめとするイスラム過激派のスポンサーのサウジ国王のサルマン被疑者らです。そして共犯が日本の小泉純一郎元総理です。
これに対して、プーチンがやろうとしているのは「破壊消防」です。ただ、かなり
やり方が乱暴で人々が避難する前に建物を壊しまくり、人々も生き埋めになっている。
それでもプーチンが「放火殺人犯」のブッシュやブレア、サルマン被疑者らや小泉元総理より罪が重いと言うことにはならないでしょう。

そういう意味では、安倍総理が同意した内容は「間違っている」とは言えない。
しかし、問題は
「トランプに代わるアメリカはともかく、英独仏に喧嘩を売る度胸は安倍晋三にあるか?」
ということです。
喧嘩とは戦争と言うことではないが、きちんと堂々と筋道を立てて、英独仏に反論する度胸はあるのか、ということです。
G7等で、英仏独の首脳に集中砲火を浴びたとき、それでも逃げないでいられるか?
それができないなら、プーチンに頭を下げるのは止めた方が良い。あとで惨めな姿をさらすだけです。

さらに、中国を躍起になって包囲しようということも止めた方が良い。そういう魂胆でロシアに接近すればするほど、逆に、ロシアにも足元を見透かされますよ。

そもそも、日本にとって最大の貿易相手国であり、観光面でもお得意様である国を包囲云々と言うことが無理筋です。
人口も経済規模もデカい相手に軍拡競争を仕掛けたとしても負けるのは明らかです。
日本もそろそろ、フィリピンのドゥテルテ大統領当たりを見習ったしたたかさを身につけた方が良いのではないでしょうか?

中国ともアメリカともロシアとも適度に仲良くする。
それでいいのですよ。
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by hiroseto2004 | 2016-12-17 11:35 | 国際情勢 | Trackback