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by hiroseto2004

「連動型地震だから人工地震」と決めつけるのは危険

3.11は人工地震だった。
こんな説が時々現れます。たとえば以下のような記事です。これは違うでしょう。


過去、江戸時代に起きた宝永地震(1707年)などは、東海地震・東南海地震・南海地震が連動して起きています。
秀吉の時代に起きた天正大地震(1586年)は、養老山地(三重県西部~関ヶ原)と阿寺断層(岐阜県飛騨地方)、伊勢湾断層などが連動したといわれています。
(最近では以下のような研究もあります。この研究だと若狭湾から関ヶ原、濃尾平野を含む広い範囲が震源域です)


同じく秀吉時代の末期に起きた慶長地震(1596年)は大分、愛媛、京阪神で連動して起きた巨大地震です。
江戸時代初期(将軍=秀忠)には越後高田沖と東海道双方で津波が発生する(太平洋側と日本海側両方で巨大地震)が1614年に起きています。

秀吉~秀忠くらいのわずか30年足らずの間をとってもこれだけの「連発」地震が起きています。

そもそも、江戸時代や安土桃山時代に人工的に大地震を起こす技術(核兵器)などがあるわけがありません。

1923年の関東大震災も、細かくわければ小田原付近と三浦半島付近の二箇所に震源断層があり、さらに、本震とほとんど変わらないくらいのタイミングで、東京湾と山梨・神奈川県境付近で最大震度7とみられる大地震が起きています。

ハッキリ言ってしまうと「自然現象として大地震が連動して起きる」なんていうことは、珍しくないのです。

こういう記事を鵜呑みにすると、逆に「連動型の大地震」はまれだという思い込みにつながり、危険です。

また、東日本大震災で建物の被害が少なかったのは、規模の割に波長が長いユラユラという揺れが多かったためです。

建物の固有振動数と波長が合えば建物は壊れやすくなりますが、東日本大震災は合わなかった。逆に、安政の江戸地震などは、千葉県北西部の深さ60km、M7程度だった(清水建設の研究による)です。

通常ならこの程度の地震で壊滅的な被害にはならないはず(類似地震としては芸予地震がある。)です。
しかし、建物の固有振動数と地震波の波長が合ってしまったために、江戸は壊滅的な被害になったのです。

いずれにせよ、アメリカやユダヤ(イスラエル)を批判したいなら、他のことでいくらでもあるでしょう。


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by hiroseto2004 | 2016-12-19 19:28 | 事故・災害・事件 | Trackback