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by hiroseto2004

【備忘録】松井一郎・三宅洋平と「アッキード事件」・・「純粋市民主義」が腐敗を促進する皮肉を憂う

大阪維新の会代表で大阪府知事の松井一郎さん。

2013年参院選では比例代表で緑の党・グリーンズジャパン推薦で立候補し、2016年参院選東京選挙区で立候補した三宅洋平さん。

そして、安倍昭恵さんが名誉校長をされていた「森友学園」を巡る事件(アッキード事件)。

本社社主は、歴史の皮肉を感じざるを得ないのです。

松井一郎さんも、三宅洋平さんも言ってみれば「既成政党に天誅!」という2011年~2013年頃に大都市部を中心に充満していた雰囲気に持ち上げられた人だと思います。

「お任せ民主主義におさらば!」「既成政党に挑戦状!」そんな雰囲気があった。

その部分の票を、大規模な形で取ったのが(橋下徹さんの兄貴分としての)松井一郎さんであり、小規模な形で取ったのが三宅洋平さんである。

そのように思うのです。

もちろん、戦後の仕組み、すなわち官僚が主導する企業主義の仕組み、それに乗っかっていた既成政党なり既存の団体なり労働組合なりが限界にぶち当たっていたのは事実です。

それが、貧困や原発事故を生み出したのも事実です。

そこで、既成政党批判勢力として、大阪維新なり、三宅洋平さんなりが出てきた。
大阪維新の場合も、支持者や個々の議員レベルでは、純粋に市民に政治を取り戻すという志があったと思います。

だからこそ、それなりに熱狂も起きた。

しかし、現実には、純粋市民主義というのも、限界にぶち当たった。

第一に
「既成政党との差を強調しようという勢い余って、本当に必要な方向性を打ち出せていたのか?」
という問題がありました。

格差是正などの問題を当時の一部市民派内部で取り上げても、冷淡な雰囲気があったのも事実です。
脱原発とか、既得権益打倒の方が先行していたのです。

「既得権打倒」「市民に政治を取り戻す」というのは一見、威勢は良かった。
しかし、では「それで何を実現するか」というところが、弱いために、というより、既成政党
との差別化を図るためにあちこちで無理が出てきたのです。

第二に、他方で
「支持者が割れそうなことについては自分たちの立ち位置をハッキリとさせなかった」
ということもあります。これは既成政党の政治家でもおなじことですが、ハッキリとさせないことは
支持者が割れないという効果よりも「あの人は何を言っているかわからない」という
ことを次第に浮き彫りにしていくことになったのです。

第三に、現行制度選挙ではそうはいっても既成政党は有利です。
そうした中で、松井知事ら大阪維新の場合は、露骨な利益誘導的なことに手を出してしまった。
既成政党のように、手慣れたやり方ではなく、それこそ怒鳴り込みみたいな形で
やってしまうことも相次いだ。
他方で、三宅洋平さんやその支持者の場合は、純粋市民主義の勢い余って、独善化しているのではないか?という
危惧を抱きます。
他人の言うことに耳を傾けない。既存組織を毛嫌いする。しかし、なかなかそれでは、当選しない。
そうした中で、今度は、安倍昭恵さんの誘いに乗って、彼女に会ったり、彼女を高江に
案内するという行動に出たりした。しかし、それで運動の前進につながったかと言えば
NOでした。そして、今回のアッキード事件に黙らざるを得なくなったのではないか?
残念です。

大阪維新の議員や支持者の皆様。そして三宅洋平さん、その支持者の皆様。

わたしも、三宅洋平さんの選挙ポスターを貼るお手伝いは当時は、「緑の党・ひろしま」代表として
させていただきました。

維新についても、それなりのお付き合いがある方はおられます。

三宅洋平さん及び三宅さんの支持者の皆様。そして大阪維新の会の支持者の皆様。
今からでも遅くはありません。

「純粋市民主義」の勢い余って、結局は既成政党よりも腐ってしまう、ないし腐ったような外観を呈してしまう。

そうした愚をこれ以上繰り返さないで頂きたい。

「既成政党に天誅!」ではなく、いかに、市民の生活不安を取り除くか。ここに今、注力して頂きたい。
他人の苦言にも素直に耳を傾けて頂きたい。

老婆心ながら、そう申し上げる次第です。
(さとうしゅういち 緑の党・ひろしま元代表)

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by hiroseto2004 | 2017-02-27 14:38 | 思想・哲学 | Trackback