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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

「官邸の最高レベル」 文科相が文書の追加調査を表明

そもそも冷静に考えると公文書というのは「官僚のもの」でもなければ「総理のもの」でもありません。
「国民のもの」です。

現代の公文書は電子記録ですから、あるなら、今日中に出てくるはずです。

「調査する」をアリバイ作りにしてはいけない。

また、正直に話した職員が不利益を受けないようにしないといけない。






「官邸の最高レベル」 文科相が文書の追加調査を表明

学校法人「加計学園」の獣医学部の新設をめぐり、「官邸の最高レベルが言っている」などと記された文書について、松野文部科学大臣は、9日記者会見で、改めて文書が省内に存在するのかどうか追加の調査を行うことを明らかにしました。

学校法人「加計学園」が国家戦略特区に指定された愛媛県今治市に計画している大学の獣医学部の新設をめぐり、「官邸の最高レベルが言っている」などと記された文書について、文部科学省は、先月、調査の結果、「該当の文書は確認できなかった」と発表しましたが、当時の事務次官だった前川喜平氏は、文部科学省で作成し、共有していたなどと主張しています。

こうした中、松野文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、「文書の存在などについて追加調査を行う必要があるという国民の声が多く寄せられている。こういった状況を総合的に判断し、きょうの閣議の後、安倍総理大臣に対して、追加調査を実施したい旨を伝えた」と述べ、改めて文書が省内に存在するのかどうか追加の調査を行うことを明らかにしました。

そして、松野大臣は、「安倍総理大臣からは『徹底した調査を速やかに実施するように』という指示があった。総理の指示のもと、国民の声に真摯(しんし)に向き合い、改めて徹底した追加調査を行い、結果がまとまり次第、発表したい」述べ、調査の対象範囲を広げる考えを示しました。

再調査への経緯

加計学園が計画する獣医学部をめぐり、「官邸の最高レベルが言っている」などと記された一連の文書について、先月17日、野党の民進党から指摘を受けた松野文部科学大臣は、国家戦略特区に対応するための文書が作成された可能性があるとして省内で調査する考えを示しました。

その2日後、松野大臣は職員への聞き取りや共有フォルダーを調べた結果、「存在は確認できなかった」と発表しました。さらに政府も、菅官房長官が「怪文書のような文書だ」と記者会見で述べるなど、文書の存在を認めませんでした。

これに対して先月25日、文部科学省の前川喜平前事務次官が反論する記者会見を開きました。前川氏は「実際に在職中に共有していた文書だ。あったものを無かったことにはできない」と述べて、文書は確実に存在していたと主張しました。しかし、この会見のあとも菅官房長官は「出どころが不明で信ぴょう性も定かではない文書だ」と述べて、その存在を認めない姿勢を示しました。

これに対し、国会で野党から再調査を求める声が強まり、文部科学省の職員からも「文書の存在は確認できなかった」とする調査結果に疑問の声が挙がり始めます。

NHKの取材に対して、複数の現役職員が「一連の文書は去年9月下旬に10人以上の職員にメールで送信され、今も個人パソコンで保管されている」と証言しました。さらに先月、調査があった直後に、複数の職員が「文書は存在している」と審議官以上の幹部に対して報告していたこともNHKの取材でわかりました。

そして、最初に調査結果を発表してから3週間となる9日、再調査はしないと繰り返し述べてきた松野大臣は記者会見で、「追加調査を行う必要があると国民から多くの声が寄せられている。その声に真摯(しんし)に向き合い、改めて徹底した追加調査を行い結果を発表したい」と述べて、文部科学省として文書の存在を再び調査することを明らかにしました。

文科省職員「判断遅かった」

松野文部科学大臣が再び文書を調査することを明らかにしたことについて、現職の職員からは評価する声がある一方、判断が遅すぎたと批判する声が相次ぎました。

文書を見たことがあるという職員は、「職員の証言や世の中の批判が高まってようやく動き出したが、判断が遅かったと思う。再調査を徹底して、文書の内容についても国民が納得する形で、説明すべきだと思う」と話しています。

また別の職員は「調査に踏み切ったことはよいと思う。また、証言した職員が不利益を受けないように守ることも大事だと思う」と話しています。

さらに別の職員は「遅きに失した感がある。国民の声というよりは内部での不満がたまっていて、これ以上、放置できないので踏み切ったのだと思う。明らかに最初の対応が間違っていた」と述べています。

自民 政府の方針支持

自民党の二階幹事長は、記者会見で「追加で調査しなければならなくなったことは、必ずしもスマートなことではないが、政府が、『国民の声に真摯(しんし)に向き合って、改めて徹底した追加調査を行っていきたい』ということだから、党としても調査に入ることを支持したい。何ら問題はないと思っている」と述べました。

民進 遅きに失した

民進党の蓮舫代表は、記者団に対し、「再調査をしなければいけないという世論に、ようやく気づいたのではないか。遅きに失した感がある。ただ、問題は調査の中身で、結果ありきのものにならないか厳しく見ていく。まさか、国会が終わるまで調査結果を出すのを延ばして、立法府で、中身について聞くことができないような手段を取るとは思っていないが、前回の調査も1日で結果が出たので、今回も、あす、結果が出てくるものと期待している」と述べました。

公明 獣医学部新設の手続きに瑕疵(かし)はない

公明党の井上幹事長は、記者会見で、「国民の率直な疑問にしっかり答えることは大変いいことで、徹底して速やかに調査し、結果を発表してもらうことが大事だ。一方で、獣医学部の新設をめぐる議論について、私は、手続き的な瑕疵(かし)や違法性があったとは思っていない。何が物事の本質なのかを見失ってはいけない」と述べました。

共産 これからが本当の調査

共産党の小池書記局長は、記者会見で、「再調査は当たり前だ。前回の調査なるもののあとに、前川前事務次官の発言が出たことを考えると、これからが本当の調査ではないか。同時に、調査にとどめてはいけず、前川氏ら関係者の証人喚問や、安倍総理大臣出席での予算委員会の集中審議を行い、この疑惑を徹底解明する必要がある」と述べました。

自由 きょうにも結果を

自由党の森参議院会長は、記者団に対し、「『何も残っていない』、『記録がない』、『覚えがない』と済ませてしまうのはおかしく、こんなことでは、法治国家でもないし、民主主義国家でもない。再調査の表明は遅きに失した感はあるが、文書は確実にあり、すぐに出てくると思うので、きょう中にも結果を発表してもらいたい」と述べました。

社民 隠し通そうとした責任は重大

社民党の又市幹事長は、記者団に対し、「『怪文書』などと言って、隠し通そうとした、菅官房長官や松野文部科学大臣の責任は重大だ。追加調査の結果を早く提出して、野党が求めている、前川前事務次官などの証人喚問や、予算委員会での集中審議を行い、特定の学園を優遇していたのかどうか、真相を明らかにすることが大事だ」と述べました。

地方創生相「内閣府は追加調査必要ない」

山本地方創生担当大臣は閣議の後の記者会見で、文部科学省が追加調査を行うことについて、「文科省で判断することですから、今私がコメントすることではない」と述べました。そのうえで、山本大臣は、内閣府での調査について、「内閣府は、担当者に聞いて、『全くそういうことはない』と確認している」と述べ、追加の調査は必要ないという考えを示しました。

by hiroseto2004 | 2017-06-09 18:23 | 安倍ジャパン | Trackback