人気ブログランキング | 話題のタグを見る

庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

64年ぶりに機密文書公開 米政府が民主政権打倒のイランクーデターに直接関与


アメリカが、1953年のイランのクーデター(モサデグ政権打倒)に、これまで考えられていた以上に深く関与していたことが明らかになりました。
結果としては親英→モサデグ(民主的な反米)→パーレービー皇帝による親米独裁という推移になり、イギリスからアメリカに帝国主義の
主流が完全移行したことを印象づける形にもなりました。
ちなみに、日本の出光は、モサデグ政権がイギリスの制裁で困っていたとき、日章丸を出して石油を輸入。こういうこともあって
日本とイランとの関係は、現在に至るまで良好です。


アメリカ国務省が、1953年8月のイランのクーデターに関する機密文書を64年ぶりに公開しました。
アメリカ国務省のインターネットサイトが15日木曜に伝えたところによりますと、この文書は、イランのモサッデグ政権が倒れたクーデターに、アメリカが直接関与したことを示しているということです。

公開された文書によれば、アメリカ政府は、モサッデグ政権を倒すために計画を立て、このクーデターを直接、主導しました。

このクーデターへのアメリカの直接関与については、これ以前にも他の文書に明記されていましたが、新たに公開された文書には、さらに詳しい情報が含まれています。

1953年8月のクーデターは、イランの石油国有化運動時代のアメリカとイギリスのイランに対する干渉の一例であり、ハーグの国際裁判所が、イギリスとイランの石油協定に関してイランに有利な判決を下した頃に発生しました。

このクーデターにより、イランのモサッデグ合法政権が崩壊しました。

これはイスラム革命勝利前の政治史における重要な出来事となっています。


by hiroseto2004 | 2017-06-17 23:32 | 国際情勢 | Trackback