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by hiroseto2004

総理の「自立支援」を強引にいれようとするからおかしくなる介護保険・デイサービスを巡る議論

FBページ「介護職であると言うこと」より。

このままでは、厚労省の主張通り、デイサービスの報酬削減が強行されてしまうでしょう。

潰れる事業所が出たりすれば、利用者様も移動を余儀なくされます。

そもそも、この記事通り、厚労省が、安倍総理の「自立支援」を強引に入れようとするからおかしくなるのですよ。

デイサービスが増えているのは、一つは施設を増やさないから、やむなく、お泊まりデイやサービス付高齢者住宅付属のデイサービスも利用するわけです。厚労省は、まったく利用者の立場に立っていません。


社会保障審議会介護給付費分科会を傍聴してきました。今回はデイサービスが議題に入っていて、興味深い議論がありました。

以下、国からの提示と委員の反応。

「保育所は最大11時間預かるのに、デイはせいぜい8時間。延長加算も使われない。これでは1億総活躍できない。」
→『保育所は毎日利用が前提。デイの利用時間が短いので家族の負担軽減にならない、というのとは論点が違う。職員と家族の両方に長時間労働を強いるのは国が進める"働き方改革"と矛盾する。』

確かにそうですね。育児と介護のダブルケアという課題に明確な解決策は示されないまま。しかもデイを延長できるだけの人材も揃えられない。

「通所リハビリは通所介護に比べてアウトカムが高い。デイにも同じ結果を求めては?」
→『そもそも利用者像が違う。ニーズに合わせた機能分化を検討するべきで、データだけ見れば全国に通所リハビリが5万ヶ所あればいいことになる。』

同時にデイケアでも状態が悪化する人
の割合はデイサービスとほぼ同じというデータも示されています。

「デイの月平均利用回数が6回から10回に急増してきて財政を圧迫。」
→『一人のニーズが増えたのではない。月30日利用の人が現れたのだ。"お泊り"と"サ高住"。データを切り分けて論じないと現状は把握できない。集合住宅こそが財政を圧迫しているのでは?』

これは厚労省のデータの取り方があまりにも画一的。実態を反映していません。

介護保険法において通所介護の役割は、①社会的孤立感の解消②心身機能の維持③家族の介護負担の軽減、の3つ。この事は議論の中でも何度も何度も確認されました。

その中に安倍首相の言う"自立支援"というのを強引に入れようとするから、「エビデンス出せ」となる。もちろん、悪くなるより良くなったほうがいい。でもすでに5万近くに増えたデイサービスは形態が多様化し過ぎて、厚労省のお役人たちの想像力を超えてしまっています。どうも噛み合わない。
「何をもって"質の高いサービス"と定義するのか?」という委員の質問に厚労省は答えられません。

今日の分科会は、委員の皆さんは頑張ったと思います。飽きない議論の3時間でしたが、今日議論された通所介護、通所リハビリ、ショート、福祉用具の領域は、あと1回の分科会で報酬改定の方向性が決まってしまいます。

ニュースになるとこうなります。↓
https://this.kiji.is/250199387742044167


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by hiroseto2004 | 2017-06-22 16:33 | 役人からヘルパーへ | Trackback