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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

戦中~戦後すぐの歴史をご存じない「今時の」年配者たち・・昔の年配者と違う


俺が小学校時代(1980年代)の年配者というか、たとえば学校の先生で一番年を取った60歳手前くらいの人って、戦争の悲惨さもよく知っている。戦後の民主化もよく知っている。

ところが、今の年配者(定年延長により65歳くらい)の人って、戦争をご存じないんですよね。それどころか、戦後の民主化もご存じない。日本が完全に貧しかった時代もご存じない。

良く歴史を勉強した若者と、年配者を比べたら、良く歴史を勉強している若者の方が、まだ話が通じるんですよ。

これは、いわゆる左翼・リベラル内部でも大差はない。






今の年配者だと「安倍晋三でいきなり民主主義が危うくなった」くらいの感覚、多いのです。小泉純一郎の暴挙を認識していればまだ良い方。橋本龍太郎や中曽根康弘がやった新自由主義の害悪もあんまり認識していない。特に、国鉄で首になった人はともかくとして、ずっと大手正社員、正規公務員で退職まで来られた方は、橋本・中曽根新自由主義の被害というものはあんまり感じなかったかもしれない。その新自由主義の被害は、結局のところ、正規雇用減少という形で主に若者に来たから。

ましてや、1950年代に戦後の民主化の成果が、後退していったこともご存じない。無理はない、いま、60歳の人って、1957年生まれだから、新警察法(1954年)もできてしまったし、教育委員会制度も形骸化してしまってからですね。小学校時代には、すでに日本は先進国入りしていた。

現代史を勉強していなければ、勉強した若者より歴史をご存じないのは当たり前です。

俺も、相手が年配者だから戦争の悲惨さや、民主化が骨抜きにされていった歴史を知っていると思い込んでお話ししても大丈夫と思い込んでしまっていました。

俺が小学校時代の年配者といまの年配者は世代が30年も違うと。その小学校時代の年配の人がちょうど、いま老人ホームにいらっしゃる方々であると気づきましたよ。

となると、きちんと、そこら辺の歴史も含めて、勉強する機会というのはあった方が良いと思うのです。

学校の歴史の授業で、どうしても現代史が尻切れトンボになっているような弊害もあるでしょうし。


by hiroseto2004 | 2017-06-26 08:13 | 歴史 | Trackback