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by hiroseto2004

【備忘録】階級格差拡大による1990年代(ポストモダニズム)型中道の没落と野党・市民連合の課題

都議選の結果は、自民大敗と共に、民進・生活者ネットの大敗であった。
言ってみれば、「1990年型(ポストモダニズム型)」中道の没落と言うべきである。

階級格差が拡大する中で、勝ち組が集中する東京では、「勝ち組」を自覚する人は、勝ち組の代表の小池百合子・都ファに流れ、階級格差拡大を憂える人は日本共産党に流れた。そして、民進・ネットが沈没した、ということである。






1990年代はソ連崩壊の影響もあって、「左的」なものへのアレルギーも強かった。
そうした中で、「階級格差には冷淡だが、多様性尊重、情報公開、地球環境などにはそこそこ熱心」という政治家や政治勢力が主導権をとった。
民主党(1996)や、橋本龍太郎がその代表である。橋本内閣は、日本社会党や社民党と連立し、社会党の中のリベラルな要素を取り入れつつ、経済的には新自由主義を突き進んだ。

新自由主義的な立法に反対したのは日本共産党と新社会党だけという有り様だった。
就職氷河期も始まっていたが、それでも団塊世代の親は、なんとかすねをかじらせる余裕があったので問題は表面化しなかった。
問題の表面化は、2008年のリーマンショックを待たないといけなかった。

時は流れて、2009年。階級格差は拡大した。大都市と地方の格差も拡大した。民主党が期待を集め政権交代。
しかし、ほどなくしてぐだぐだになってしまった。

そうした中で、2012年ころには、過去の栄光への郷愁から、安倍晋三がウケた。バブル時代くらいを取り戻そうという動きが安倍を
押し上げた。言ってみれば、安倍は後醍醐天皇のようなものである。

他方、3.11以降、目覚めた人も多かった。しかし、そうした人たちが階級格差の問題に対してきちんとしたい意識があったかと言えばそれは
違ったと思う。階級格差の問題はむしろ、反自民陣営の中でも後景に追いやられた。

そうした中で、安倍の一強体制が生まれた。

その安倍も自滅し掛かっている。

一握りの勝ち組と大多数の庶民に分かれる中で、勝ち組代表を小池百合子が占めるのは明らかだろう。
他方、大多数の庶民の代表の座を野党・市民連合は占めないといけない。
本当を言えば至って簡単なことである。ただ、1990年代型(ポストモダニズム型)の中道への幻想がまだ
とくに団塊世代あたりを中心に根強いのがネックではないか?

ポストモダニズム型の中道への幻想を捨て、階級格差が拡大したことを前提とした21世紀型左派への転換。
これが、野党・市民連合に求められる。

脱原発を例にすれば「安倍総理がお友達の原発企業に使う金を、庶民の教育や福祉に」と訴える方が良いだろう。


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by hiroseto2004 | 2017-07-19 15:31 | 思想・哲学 | Trackback