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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

現代版「後醍醐天皇」 安倍、メイ、トランプの「勘違い」


日本の安倍晋三は政権奪回から4年7ヶ月。
イギリスのメイは首相就任から1年。
アメリカのトランプが大統領就任から半年。
奇しくも、三人が苦境に立っている。
三人に共通するのは、
「経済的には新自由主義だが、そこそこ多様性尊重」というイメージのポストモダン的な政治への不満の結果として「棚ぼた」的に政権に就いた面が大きいことです。

安倍の場合は、2000年代の新自由主義と、2009民主党の失敗への反動として。
メイの場合は、EUの新自由主義への反発として。
トランプの場合もクリントンの新自由主義への反発として。

しかし、三人とも「積極的に自分が支持されている」と勘違いし、苦境に陥っている。

安倍は、国政選挙4連勝にいい気になってやりたい放題した結果としてのご覧の有り様だった。

メイは、自分が人気があると思い込んで議会を解散し、保守党は単独過半数を割る「判定負け」。
違うだろー!新自由主義への批判として首相になれたメイが福祉カットを打ち出してどうする!?

トランプも、「雇用を守ってくれる」という労働者の期待を裏切りつつある。トランプが選挙後訪れた工場は、結局雇用を削減したという。

一つは、安倍やトランプが前提としているような「企業をよくして雇用を守る」手法が現実的ではないということもあるでしょう。むしろ、きちんと労働者の生活を直接支える方に税金を投入した方が良い。新しい産業に労働者が安心して移れるようにした方が良い。

メイの場合は、壮大な勘違いである。

時代遅れ安倍・トランプ。そして勘違いメイ。

ある意味、時代の端境期に現れた「後醍醐天皇」のような存在なのかもしれない。

幕府のエラーでたまたま担がれただけなのに勘違いして暴走し、自滅した後醍醐天皇。

それと、新自由主義者が自滅する一方で、階級格差に対応した左翼が「十分育ちきっていない」端境期に登場した安倍、トランプ、メイの暴走。似ていなくもない。


by hiroseto2004 | 2017-07-20 15:31 | 安倍ジャパン | Trackback