エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

井手英策先生の議論の難点

井手英策先生の再配分を強化すべきと言う趣旨には賛同します。

しかし、井手先生の議論には、いくつか難点があります。

まず、財政黒字化にこだわるべきではありません。

日本は年金基金も含めて大量の外国証券を持っています。

たとえばの「仮定」をします。もし、日本政府の信用が落ちて、大幅な円安になれば、円ベースでの外国証券の価値が暴騰。その時点で財政再建は達成されてしまいます。

財政黒字化にこだわり、なおかつ、庶民に負担が重い消費税にその財源を求めれば、デフレ圧力になります。

さらに言えば、民進党が消費税15%を掲げ、安倍自民党が万が一、消費税減税を打ち出してきた場合、安倍自民党が選挙で圧勝することになりかねない。安倍自民党が、消費税増税を事実上、福祉ではなく、大型事業バラマキに使ってきたために、国民には「消費税増税は福祉には使われない」というイメージが定着してしまっている。皮肉にもそのことが、次期衆院選では自民党に有利に働くことになりかねません。

現時点でも、食品を含めた消費税率は独仏よりも高いことを考えると消費税増税は現実的ではない。


パナマ文書でも明らかになったように、大手企業や大金持ちが違法ではないがセコい方法で税金を逃れている仕組みをまず改めるべきです。


もちろん、税金の使い道は再考すべきだ。金の使い道が五輪やリニアなどの大型ハコモノに偏ると言うことは、そちらに人的資源を取られると言うことです。老朽インフラの更新とか災害復興、さらには、国全体で言えば介護や保育などの人手不足の問題がある中で、人的資源の配分という文脈で財政の使い方は考え直すべきである。




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タイトル : 【歴史/財政】「緊縮財政リベラル」浜口雄幸への反動として..
井出英策先生の議論の難点 「緊縮財政リベラル」浜口雄幸への反動としてのファシズム 浜口雄幸という昭和初期の首相(立憲民政党)。 立憲民政党というのは、今で言う多様性尊重のスタンス(現代で言うところの市民派っぽさ)を取る一方で緊縮財政主義だった。凄まじい緊縮財政を取った結果、「大学は出たけれど」という状況を招いた。 そのことへの反動が、1930年代の青年将校(いわゆる「皇道派」)らによる「天誅!」の動き、さらには、「天誅!」で既成政党政治家や元老が排除されたことを背景とした「統...... more
by hiroseto2004 | 2017-08-15 12:31 | 反緊縮・格差是正 | Trackback(1)