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by hiroseto2004

日本国家の戦争責任と、旧連合国の戦争犯罪、双方への総括が必要

日本国家の戦争責任と、旧連合国の戦争犯罪、双方への総括が必要

良く議論されることとして、
「日本の第二次世界大戦における責任をきちんと総括していればどうだったろうか?」
ということがある。

その契機は何度かあったが、直近では、1995年の「戦後50年」があったように思う。

ただし、もし、このとき、「議会多数派の意思」として、加害責任や日本の国家としての戦争責任が総括されていたとすれば、小沢一郎さんが総理になっていたケースだろう。(おそらくその場合は小池百合子さんも小沢腹心の一人だったので閣僚になっていたのではないか?)






実際、日本社会党員の森井忠良厚相がまとめた被爆者援護法でも、新進党案は「国家補償」を明記していた。それだけ日本国の責任をきちんと小沢さんが認識していたと言うことである。「戦争被害に対する補償をきちんとしなければ、日本国は戦争をする資格はない」という考えが根底にあったと思う。(ちなみに、この考え方は現在の橋下徹さんにも近い。)

ただし、あの時代の小沢さんが総理になった場合は、日本は現実のドイツみたいに、「加害責任を総括」しつつ「現状以上に海外派兵しまくり」という事態になっていたかもしれない。おそらく、自衛隊員の戦闘による死者はとっくに出ていたと思う。日本は、今よりは「欧米風な帝国主義国」になっていた可能性が高いと思うし、ひょっとしたらイスラム過激派のテロも日本国内で頻発している可能性もあると思う。

1990年代半ば当時、なぜ、(河野→橋本)自民党と(村山)社会党が手を組んでいたかと言えば「歴史は総括しないが、それが故に、海外の目が厳しくなり、海外派兵をやりにくい、自民党(主に当時は安倍晋三さんも所属する清和会)」
「歴史を総括した上でガンガン海外派兵する新進党」
では、自民党の方がマシだという判断を当時のリベラル派(日本社会党幹部)はした結果ではないかと思う。
とりあえず
「『小沢政権』に海外派兵をガンガンされるを防ぎたかった」
という日本社会党側の思いと、自民党の何が何でも政権奪還、という思いが一致したと言うべきかもしれない。

それはともかく、当時の国連やアメリカを持ち上げる人たちの間では、今度は旧連合国の戦争犯罪への態度が甘い、と言う問題があったと思う。それが故に、ほいほい、アメリカにくっついての海外派兵しまくりには疑問はなかったように思う(1990年代当時の「国連中心主義」も、ソ連が崩壊し、中国が今のように経済大国になっていない段階だったので、実質的にはアメリカ中心と大差は無かったと思う。)

アメリカの「正義」による戦争も実は相当怪しいということを疑いもしない人が当時は多かった(2003年のイラク戦争以降、ようやくそれに気づいた人は多いが)が、それは、旧連合国の戦争犯罪が裁かれなかったことと関係が深い。

ただし、結局の所、日本社会党が信望を失って崩壊すると、自民党自体も、海外派兵推進寄りに転換し、今の安倍晋三さんらのように、「日本の加害責任にも、旧連合国の戦争犯罪にも甘い」という状態になって久しいことになってしまった。

結論として、今後とも、日本国家の戦争責任と、旧連合国の戦争犯罪、双方への総括が必要と言うことである。

※なお、小沢一郎さん自体は、1990年代は、新自由主義・海外派兵推進の急先鋒だったのが、2003年の民主党入党時に横路グループと組み、護憲・リベラル寄りに路線を転換。2007年には参院選での与野党逆転を背景に、アフガン空爆軍への給油を止めるなどした。現在では野党共闘の推進役となっているのは歴史の皮肉である。


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by hiroseto2004 | 2017-08-15 23:40 | 思想・哲学 | Trackback