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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

安倍自民党と小池ファーストに塩を送るだけの民進党の「内ゲバ」

離党届を出した山尾志桜里代議士の声明を最後に引用します。
本人は、疑惑を否定しています。
脇が甘かったのは横浜市長選挙でも明らかではあります。
今回、問題なのは、むしろ、民進党の他の国会議員が、それこそ「山尾議員クロ」を前提に、率先して山尾議員批判に回ったことではないのか?
同志を守る、と言う観点がなさ過ぎる。政治組織としてどうなのか?とは思いますよ。
その上で、今回の一連の騒動で得をしたのは安倍晋三と自民党に間違いないでしょう。
繰り返しますが、山尾議員にも、横浜市長選挙で自民党推薦候補を支援するなど、誤解を招くような脇の甘い点があったのは事実です。
しかし、離党にまで追い込まれるようなことではなかったと思う。
共謀罪などの議論でそれなりに自民党をやってこられた議員です。
そして、民進内部のパワーバランスもこれで、「安倍自民党と改憲議論に応じる」方向性が強まるでしょう。
山尾議員自身も、以前からどちらかと言えば、前原陣営だったとはいえ、自民党の問題点は追及するという姿勢が強かった。しかし、前原さんには、そもそも、それがない。
井手英策先生をブレーンに「ALL for ALL」を打ち出したが、それは代表選挙向けのポーズだったとしか思えない。それすらも、自民党にうまく増税だけつまみ食いされるか、それとも増税を攻撃されるか、だけになりかねない。
自民党は、現行憲法を踏みにじりまくっている。民進党が岡田代表時代に「安倍政権下での改憲議論には応じない」というのは当然です。そして、「お友達・原発企業本位」のお金の使い方をしている。民進党が追及するのは当たり前ですよ。
それを前原さんは、電力総連で挨拶し、「改憲議論に応じないのは話が通らない」などと言い出す。代表選挙中は、オオカミが羊をかぶっていただけでしたね。
第二自民党でしかない。否、既に小池ファーストが第二自民党(正確には、地方の土豪や旧型企業中心の安倍自民党に飽き足らない大都市部のブルジョワインテリの受け皿)としてあるわけですから、そのポジションはあいていませんよ。
小池ファーストも民進党丸ごととは組みたくないし、個別の議員を引き抜くだけでしょう。
しかし、一連の騒動で民進党の遠心力が高まり、それこそ自棄になった議員が小池ファーストへばらばらと移籍していくことになりかねません。
くどいようだが山尾議員と民進党議員に申し上げます。
「小池ファーストにだけは行くなよ‼」

 ◇
 本日発売の週刊誌報道に端を発し、国民の皆様、愛知7区地元有権者の皆様、ともに闘ってきた同士でもある子育てに奮闘するお母さんをはじめ応援いただいてきた皆様、同僚議員、自治体議員、民進党の党員・サポーターの皆様に、大変なご迷惑をおかけする事態になってしまいました。
 本当に申し訳ありません。
 今回の事態を受けて、本日離党届を幹事長に提出してまいりました。
 この週刊誌に記載のある○○(原文は実名)弁護士には、憲法問題や共謀罪、雇用問題など極めて幅広い政策分野において、政策ブレーンとして、具体的な政策の立案・起案作業や質問・スピーチ・原稿などの作成作業をお手伝いいただいてきました。こうした政策立案や質問作成などの打ち合わせと具体的な作業のため、○○弁護士とは頻繁にコミュニケーションをとってまいりましたし、こうした打ち合わせや作業は、二人の場合もそれ以上の複数人である場合もありました。打ち合わせ場所については、双方の事務所や会食の席上である場合が相当多数回ありますが、同弁護士のご自宅の場合もありました。
 また、本件記事記載のホテルについては、私一人で宿泊をいたしました。
 ○○弁護士と男女の関係はありません。
 しかし、誤解を生じさせるような行動で様々な方々にご迷惑をおかけしたこと、深く反省しおわび申し上げます。
 そのうえで、このたび、民進党を離れる決断をいたしました。
 まずは、冒頭に記載しましたとおり、国民の皆様、地元有権者の皆様、支援者の皆様、民進党同僚議員、自治体議員、党員・サポーターの皆様に改めておわびを申し上げます。
 また、とりわけ前原・民進党新代表には、新しい執行部を立ち上げるタイミングで、多大なご迷惑をおかけすることになったこと、先日の党大会で、党再生のために結束を誓いあった仲間の皆様の思いに、水を差す形になってしまったことに、心からおわび申し上げます。
 私は、民主党・民進党に育てられ、職責を果たすためのたくさんのチャンスをいただき、落選中を含めて支え続けていただきました。私自身、約10年前に政治の世界に挑戦を決めたときから現在にいたるまで、この国に必要な二大政党制の一翼を担う使命を負っているのは民主党・民進党であると確信し、離党を考えたことはこれまで一度もありません。感謝の気持ちで一杯であるのと同じだけ、苦しく、悲しい思いがあふれます。
 民進党が掲げてきた理念、取り組んできた政策への思いは今も変わりません。
 しかし、まもなく始まる臨時国会、国会論戦の場に、今回の混乱を持ち込むことは、民進党、そしてご支援いただいた皆様にさらなるご迷惑をおかけすることになると判断し、離党する決断をいたしました。
                  平成29年9月7日 衆議院議員 山尾志桜里

by hiroseto2004 | 2017-09-08 09:38 | 暮らしに憲法を生かす政権交代 | Trackback