小選挙区制廃止・解散権制限・供託金引き下げが必要だ
2017年 09月 22日
政治がつまらない、と言う原因はいくつかある。
いま、野党の支持者の間で良く言われているのが、共闘への不満の声。
どうしても、自分たちの考えとは違う人と一緒に闘うことには、抵抗があるのは当たり前ではある。
また、若手を中心に、野党も市民運動も組織体質そのものが古い、という意見もある。
ただ、さりとて、では、今の選挙制度を前提に、しかも、先進国でも随一の高齢社会の国で若手だけで新党を、と考えても難しい。一度立ち上がっても、それを継続するのは難しい。
下手をすると、既存政党の票を割って、状況を悪化させるだけ、ということにもなる。
どうすればいいのか?
とりあえず、今回は現行制度で野党共闘で選挙に取り組むのは大前提として、今後は、小選挙区制の廃止は、自民党議員も含めて取り組んだらどうだろうか?
小選挙区制度の導入後、自民党議員も、総裁の機嫌ばかり伺う人間ばかりになってしまった。
現行制度では自民党公認を外れたら、当選は難しいからである。
小選挙区制を廃止すれば、野党支持者の不満感も、自民党議員の執行部への隷属も一定程度解消されよう。
小選挙区以外だと、過半数を制する勢力がないために不安定化する、という欠点はあるがしかし、それは「パーシャル連合」を組むことで良いと思う。ある課題ではこの政党と、ある課題では別の政党と組んで政策課題を前進させる、で良いのではないか?
また、適宜、住民投票(憲法95条に規定)や国民投票を組み合わせることで、直接民主制と間接民主制をハイブリッドさせることも進めていけば良い。
有権者も政治家も、「古い人間しか政治をやっていない」と嘆いていても仕方がない。
新しい人間が入ってこれるようなシステム改革を行えば良い。
by hiroseto2004
| 2017-09-22 13:51
| 選挙制度・政治改革
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