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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

「世界の流行」=「女性党首のちょい上品極右バカ受け」路線で行く小池百合子

「世界の流行」=「女性党首のちょい上品極右バカ受け」路線で行く小池百合子

今の世界の流行は「女性をトップに、ちょい上品な雰囲気を醸し出した極右」である。もうひとつの言い方をすれば「女性をトップにした統制派」の時代とも言える。

フランスのマリーヌ・ルペン。
ドイツのAFDのフラウケ・ペトリー。
ノルウェー進歩党のイェンセン。
そして、それに少し遅れて日本の小池百合子である。

自民党(主流の保守政党)より「右」の政党が、世界の流れの中で、日本でもどれだけ議席を取るか?
これが今回の総選挙の一つの焦点にもなると思う。

昔の日本の右翼団体みたいに、黒い街宣車でがなり立てたり、欧州の一昔前のネオナチみたいに、ヤンキー的に暴れたり、というのは、もう流行らない。

あるいは、就職難の若い男性を主力とした「既成政党に天誅!」的な「青年将校」路線の勢力も伸び悩みつつある。日本の大阪維新が一定の底堅さを見せつつも、それ以上は伸びていないことに象徴されている。

女性のトップは戦前で言えば「統制派」的である。
マリーヌ・ルペンは、暴走分子を支部長から下ろした。そして、社会福祉充実などを打ち出している。

AFDにしても、男女平等は大前提としている。ノルウェーの進歩党にしてもそうである。

どちらかというと、「西洋の人権を理解しない難民はお断り」的なニュアンスが強い。これだと、女性やインテリの無党派層にも浸透しやすい。

小池百合子知事もそうである。ダイバーシティ(男女共同参画)とか、消費税凍結、脱原発など、リベラル受けしそうなことも掲げている。他方で議員には発言を禁止している。
まさに、「女性トップの統制派」である。

東京というのは良くも悪くも日本でも世界の流れに敏感ではある。そういう意味では小池百合子知事は世界の流れを読んでこういうスタンスを打ち出した。もちろん、メンバーはどちらかといえば「安倍以上に安倍度が濃い」方々であり、小池も政策の最後の方で述べた「改憲」が最終目標だろう。そのための票取りのための政策が、「脱原発」「消費税凍結」だろう。

安倍みたいに「田舎の腐った連中や原発企業としがらみがありすぎる」世襲政治家や、維新みたいに敵を作りすぎる「青年将校」は却って「改憲の邪魔」というのが小池知事のお考えだろう。ただし、小池の改憲とは「グローバル大手企業のための改憲」という色彩が強くなる。安倍的な「戦前どころか封建時代を取り戻す」改憲とは色合いは異なる。

もちろん、世界の流れのもう一つとしては「庶民寄りの経済政策重視の左派」である。メランションやコービンである。フランス大統領選挙で、ルペンが存外伸び悩んだのもメランションの善戦が背景にある。

野党共闘はメランション路線で行くべきであろう。






by hiroseto2004 | 2017-09-26 11:22 | 思想・哲学 | Trackback