「パパ ママ バイバイ」横浜米軍機墜落事件から40年
2017年 09月 27日
「パパ ママ バイバイ」横浜米軍機墜落事件から40年
今から40年前の1977年9月27日、横浜市緑区(現青葉区)の住宅街に、エンジン火災後、乗員脱出で無人となった米軍のF4戦闘機が墜落。同機は厚木基地から空母ミッドウェーへ向かう途中でした。
3歳と1歳の兄弟が死亡し、母親も重傷を負いました(1982年に死去)。
放棄された機体が一般市民が犠牲になる一方で、脱出した戦闘機の乗員は自衛隊に救出され無事でした。米軍は現場を閉め出して機体の撤去作業を行ったが笑顔でピースサインをしていた兵士もいました。
傷を負った別の住民がパイロットを業務上過失致死の被疑事実で告訴しましたが、日米地位協定により、パイロットは不起訴処分となりました。しかし、民事裁判では横浜地裁は「米国人にも民事裁判権が及ぶ」という画期的な判決を下しました。「不幸な事故」では済まされない「事件」であると初めて認めたのです。
わたし自身は1984年、小3のときこの事件をアニメ化した「パパママバイバイ」が公開され、涙したのを今でも鮮明に覚えています。
by hiroseto2004
| 2017-09-27 22:36
| 事故・災害・事件
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