イラン・イラク大震災で犠牲になられた皆様にお悔やみ申し上げるとともに被災された皆様にお見舞い申し上げます
2017年 11月 14日
イラン西部で地震が発生し,大きな被害が発生していることを受け,河野太郎外務大臣からイランのザリーフ外務大臣 に対してお見舞いメッセージを発出しました。
12日日曜夜にイラン西部及び、イラク北部でマグニチュード7.3のつよい地震が発生しました。
在テヘラン日本大使館のTelegramチャンネルによりますと、河野太郎外務大臣のお見舞いメッセージは以下のとおり
「1 この度のイラン西部における地震に際して,イランの多くの国民が被災され,尊い人命が失われたとの報に接し,深い悲しみを覚えております。
2 日本国政府及び日本国民を代表して,亡くなられた方々の御家族に対して深くお悔やみ申し上るとともに,被災者の皆様に対し,心からお見舞いを申し上げます。
3 2011年の東日本大震災の際のイランからの支援を忘れることはありません。我が国としては,イランに全面的な支援を行う用意があります。
4 被災者支援活動が円滑に進み,イラン国民の皆様に1日も早く安寧が戻ることをお祈りします。
平成29年11月13日
日本国外務大臣
河野太郎」
イラン西部地震での死傷者の最新統計が発表
イラン危機管理機構の副長官が13日月曜、「イラン西部で発生した地震で、これまでに445人が死亡、7100人が負傷した」と語りました。
12日日曜夜にイラン西部及び、イラク北部でマグニチュード7.3のつよい地震が発生し、これまでに被災地は145回に上る余震が観測されています。
イランでは、政府関係者のほか、同国イスラム革命防衛隊のジャアファリー総司令官、イラン軍のムーサヴィー総司令官を初めとする軍の様々な関係者が、被災地の事情調査及び今後の計画のため、被災地に赴いています。
イランのローハーニー大統領の命令により、同国の保健医療教育大臣と赤新月社総裁が、大統領府のメンバーで組織されるチームを率いて西部ケルマーンシャー州の被災地に向かっています
これに基づき、ローハーニー大統領は14日火曜、被災者への救援活動を調査、視察し、被災者と面会するため、ケルマーンシャー州に向かうことになっています。
被災地では、震災発生の直後から、被災者への避難場所の提供が始まっており、さらにイスラム革命防衛隊や軍、民兵組織バスィージの便宜手段による救命・救援活動が依然として続けられています。
また、各被災地では野戦病院も設置されており、ボランティアの隊員が被災地に派遣されています。