ドイツ外相、「ヨーロッパは、サウジの挑発行為に沈黙を続けることはない」
2017年 11月 19日
「サウジアラビアよ。ええ加減にせいよ。」
カタールに対する断交。イエメン空爆。そしてサウジ滞在中のレバノン前首相に圧力を掛け(辞めさせ)たのではないかという疑惑。
サウジアラビアに対して欧州の堪忍袋の緒が切れつつあります。
ドイツ外相、「ヨーロッパは、サウジの挑発行為に沈黙を続けることはない」
ドイツのガブリエル外務大臣が、「サウジアラビアの政府関係者の間では、挑発行為に出ようとする考え方が広まっているが、ヨーロッパがそれに対して沈黙を決め込むことはない」と語りました。
カタールの衛星通信アルジャジーラのネットサイトによりますと、ガブリエル大臣は17日金曜、レバノンのハリリ前首相に対するサウジの行動を強く非難し、「これは常軌を逸した行動である」と述べました。
また、「サウジアラビア政府内には、大胆な行動に出ようとする精神が高まっている」とし、「ヨーロッパは、このような問題を前に沈黙を続けることはない」としています。
さらに、「サウジアラビアは、ある種の傾向を帯びた行動に出ているが、それは、イエメンの衝突やカタールとの対立の後、今回レバノンに対して最高潮に達した」と語りました。
ガブリエル大臣はまた、「いかなる国や勢力も、ハリリ元首相とその家族にフランス訪問への招待を拒否させることはできない」と述べています。
フランス政府は15日水曜、同国のマクロン大統領の話として、ハリリ首相が家族とともにフランス・パリに向かってサウジアラビア・リヤドを出発することを明らかにしました。
by hiroseto2004
| 2017-11-19 20:20
| 国際情勢
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