なぜ、反安倍派は「子どもの貧困」解決の御旗を奪われたのか?
2017年 11月 22日
なぜ、反安倍派は「子どもの貧困」解決の御旗を奪われたのか?
安倍晋三総理が衆院選で、広島県の現知事知事選挙で「子どもの貧困」問題を取り上げた。
もちろん、彼らに具体策があるわけでもないし、彼らや彼らを推薦してきた自民党政治こそが貧困の元凶であるのは間違いない。
しかし、「我々」は「錦の御旗」を安倍晋三や広島県の現知事に奪われたのも事実である。
その要因は何か?反省しないといけない。
一つは、左派でも年配者の中には「俺が子どもの頃も貧しかった」という意識からの無理解があると思う。なかには、子どもの貧困なんぞ取り上げるのはとんでもない、という意見すらあったのも事実だ。
だが、戦後しばらくくらいは、みんなが経済的に貧しかった分、気持ち的には楽(というと変かもしれないが)な面もあったのではないか?
また、「昔大変だったからこそ、今の若い者に苦労させてはいかん」という考えにならないのであれば、それは「左翼」などでは決してなく「新自由主義」である。
高度成長~バブルという特殊な時代だったのだ。自分たちの恵まれている部分を意識できずに若者を叩くならそれはやはり、「ムラ社会」の弊害から免れていないと言うことでもある。同じようにムラ社会の理屈に囚われているとなると、総理に対抗できない。
by hiroseto2004
| 2017-11-22 13:57
| ジェンダー・人権(反貧困)
|
Trackback