赤十字国際委員会、「イエメンの人道状況は惨憺たるもの」
2017年 12月 29日
サウジアラビア王室空軍(国王・サルマン被疑者/皇太子ムハンマド被疑者)による空爆などで、インフラも破壊され、惨憺たる状況です。ユニセフや赤十字も懸念を示しています。
赤十字国際委員会、「イエメンの人道状況は惨憺たるもの」
赤十字国際委員会の報道官が、「イエメンの人道状況は惨憺たるものだ」と語りました。
イギリスの新聞ガーディアンによりますと、ユニセフも報告の中で、「2017年は、イエメンの子どもにとって恐ろしい年となった」としました。
ユニセフはまた、「イエメンではサウジアラビアの攻撃により、コレラなどの病気が蔓延し、医療衛生サービスが破壊されたほか、子どもの犠牲者が数多く出ている」と発表しています。
この報告ではまた、「イエメンでは今月だけで、80人以上の子どもが死傷した」とされています。
WHO世界保健機関はこの数日、イエメンでのコレラとジフテリアの蔓延に警告を発しています。
国連世界食糧計画も最近、ユニセフ及びWHOと共に、共同声明を発表し、サウジアラビア主導のアラブ連合軍に対し、イエメン封鎖を停止するよう求めました。
サウジアラビアは最近、イエメンの住宅地に対する攻撃を激化させています。
サウジアラビアは、アメリカの支援を得て、2015年3月からイエメンを攻撃し、完全に封鎖しています。
サウジアラビアとその同盟国の攻撃により、イエメンではこれまでに数万人が死傷したほか、数百万人が難民化しています。
by hiroseto2004
| 2017-12-29 14:10
| 国際情勢
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