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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

西部邁さんの光と影

西部邁さんが亡くなった。まずは故人の冥福を祈りたい。
西部さんだが、「ブント」の創始者であり、東大駒場時代、自治会の委員長選挙で不正を行ったことは有名である。
いわゆるボルシェビキ選挙である。

その後、保守へ転向。核武装論者でもある。そういう意味では、思想的には本社社主とは相容れない。

他方で、1990年代半ば、世の中は規制緩和一色で、日本共産党と新社会党以外、全ての政党が新自由主義的な
法案に賛成していた時代があった。そうした中で、西部邁さんと内橋克人さんだけは、主要論客の中では
規制緩和とか価格破壊の風潮に警鐘を鳴らしていた。

主要雑誌だと、西部さんの「発言者」、そして、社会主義協会の機関誌「社会主義」くらいなものだった。
「価格破壊は賃金破壊につながる」という西部さん。
「物価が安くなっても公務員の自分は大丈夫、というわけにはいかない。」という内橋さん。
その警告は当たった。

買い物難民の問題なども、規制緩和一辺倒の風潮が産み出したと思う。
そして、橋下徹さんらが没落した中小企業者らの支持を得てバカ受けし、公務員に襲いかかったのだ。

この点については、もっと考えないといけないと思う。







by hiroseto2004 | 2018-01-23 11:20 | 思想・哲学 | Trackback