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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

日本にはそもそも首都を定める法律はない

日本には首都を定める法律はない

日本は実は「首都」を定める法律はない。

一部?の京都市民によれば、「ミカドがちょっと東へお出掛け」になっただけらしい。

短期間だが日清戦争中、広島が事実上首都だった時期もある。ただ、あくまで事実上だ。大本営が広島城内に置かれ、国会議事堂も今の旧広島市民球場付近に置かれた。

大阪市長らが、「大阪を副首都に」というなら、まず首都、そして副首都を定める法律をつくる必要があるだろう。

ちなみに歴史的には複数首都があった時代はある。
その最初は7世紀の倭国。当時、王国割拠状態だった列島で、徐々に直轄地を拡大していった「倭国」は九州の大宰府と畿内の難波宮が首都だったとみられる。
難波宮は、伊勢王という九州王朝倭国の天子が唐に備えつつ、近畿や東海や北陸、関東の地盤を固めるために作った基地だろう。

また、7世紀後半、天武天皇(実は大海人皇子ではなく、九州王朝の天子だった高市皇子?)は、今の長野県に首都をつくる予備調査を命じている。
壬申の乱(中大兄皇子ら暗殺?)後、親百済派が後退し、親新羅路線をとったこの時期の倭国は、新羅と仲たがいした唐の侵攻に備え、長野にも首都をつくろうとしたのだろう。

現代なら例えば三権のひとつをバーンと大阪に移すとかはありかも知れない。

あるいは東京は経済首都で、大阪と福岡に政府機能をうつす手もあるか。広島はもちろん、「平和首都」に。

しかし、いわゆる都構想は、そういうことではなく、大阪府が大阪市や堺市から財源や権限を召し上げるだけだ。

by hiroseto2004 | 2019-04-23 21:34 | 大阪府政 | Trackback