山口県は、航空自衛隊の研修のために県内を訪れた埼玉県に住む自衛官の男性2人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
県などによりますと、新たに感染が確認されたのは埼玉県にある航空自衛隊入間基地に所属する20代と30代の自衛官の男性2人です。
このうち、30代の男性は7月、防府市にある航空自衛隊防府南基地に研修のため訪れ、熱中症の疑いで市内の医療機関に入院したところ38度の発熱などがあったためPCR検査をうけた結果、9日、感染が確認されました。
県によりますと、研修には全国の自衛隊の基地からあわせて164人が参加し、参加した自衛官など濃厚接触者の32人についてPCR検査を実施したところ、同じ研修を受けていた20代の自衛官も陽性と判定されたということです。
残る31人は全員が陰性で、濃厚接触者を除く研修の参加者に、症状を訴えている人は確認できていないということです。
感染が確認された2人は軽症か症状がないということです。
防衛省航空幕僚監部広報室は、「今後の対応については保健所等の指導を踏まえた上で検討していく」と話しています。
これで山口県内で感染が確認されたのはのべ78人になりました。