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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

介護・保育・・「やりがい搾取」に「土俵を割って」しまったケア労働者たち

https://youtu.be/GtL8ItzVpDM
介護・保育・・「やりがい搾取」に「土俵を割って」しまった労働者たち
給料も少なすぎる。人員も少なすぎる。これが介護や保育などのケア労働の現場です。
それでも、少し前までは介護や保育など、悪い労働条件でも仕事の「やりがい」から我慢してきた労働者が多かったのです。
ところが、最近では、あまりの悪すぎる労働条件にバカバカしくなって手を抜くような現象も、わたし自身が見聞きすることもあります。
 わたし自身も前日の夜勤者が利用者様の便失禁を放置しているのに遭遇することがありました。背中まで広がりまるで化石のようにガチガチに固まった便を風呂場でいわば「削り落とす」のに苦労することも一回や二回ではありませんでした。
また、寝返りを打てない利用者様については、きちんと体位交換(スタッフが介助しての寝返り)を2時間くらい置きにしないといけません。それもしていないために、尻や大腿部に褥瘡、すなわち、皮膚に黒い大穴が空き、そのことを背景に入院に至ったケースもあります。これらは不適切介護です。
 ただ、傍から拝見していると、最低賃金ギリギリと言うあまりに安い給料で、しかもそれに見合わないきつさのために、これまで我慢していた労働者が「土俵を割ってしまった」感じを受けました。
保育現場では「これまで評判が悪くなかった」保育士が虐待や不適切保育をしてしまうケースも良く報道されています。介護現場からの類推にはなりますが、「ああ、土俵を割ってしまったのだろうなあ」と思いました。
労働者にきちんと対価を払い、適切な人員を確保しないと、「土俵を割る」労働者が続出し、お年寄りや子どもが大変な目にあいます。一方で、労働者もきちんと仕事をするという構図をつくっていく必要があります。 
総理!軍事費倍増のためにとか、少子化対策のためと称して社会保障費を削っている場合ではありませんよ?!現場が崩壊して、守るべき国すらなくなってしまうし、生まれてきた子どもが希望を持てる国でもなくなってしまう。

by hiroseto2004 | 2023-05-27 21:52 | ジェンダー・人権(労働問題) | Trackback