安倍総理が落ち込んだ保守主義と新自由主義の矛盾
2007年 09月 15日
安倍総理が落ち込んだ罠は、保守主義と新自由主義、両方を追求したことにあります。
自民党は、昔は、保守主義を追求しつつも「日本型社民主義」とか「地域の助け合い」により、国民にメシを食わせることも重視した。
「メシが食える」「助け合える」ことにより、日本の「保守」がよしとするところのものも実現できた。
例えば山谷えりこさんが主張した「母乳で子育て」「子守唄で子育て。」
どれだけの人が今実行できるでしょうか?
昔は、地域や、大家族での助け合いができた。
良いか悪いかは別にして、お母さんが農作業をして、年が離れた兄や姉が、小さい弟や妹を負ぶってあやすという光景が一般的だったと思います。あるいは、地域のおばあさんが、とか。
戦後は戦後で、核家族であっても、夫が、大手企業に勤め、それなりに給料が高ければ、専業主婦が豊かな暮らしと両立可能であった。
そういう条件があって、山谷さんのような「子守唄で子育て」などが出来るのです。
しかし、小渕政権後半以降、小泉政権になってからは、グローバリズムが加速しました。
男性も女性もリストラにさらされた。
また、「仕事と家庭が両立できるような働き方」ということも言われました。
しかし、それが悪用され、パートや派遣が増やされた。パートや派遣なら家庭と両立できるだろう、と。
しかし、大嘘だった。今は、むしろ、大手企業に勤める正社員の方が、いろいろな支援策が充実しています。
一方、そこに入れなかった人は悲惨、と言う状況である。パート職員は政府機関でも「妊娠したらやといどめ」と言う有様です。
これでは、おちおち、子育ても十分気が回らない、否、こどもを持とうと言う気持ちすら起きない。
保守主義の「美しい国」と、小泉・安倍流グローバリズムは絶対に両立しない。
その罠に安倍総理は落ち込んだのです。
むろん、安倍総理は、小泉さんのグローバリズムによる矛盾から人々の目をそらせるために、古臭いイデオロギーを振り回して溜飲を下げてもらう。また、北朝鮮の脅威を過度に強調し、目を外に逸らす、ということをし、小泉さんの補完を行ったともいえます。
だが、それはついに破綻した。結局「美しい国」の破綻は、「グローバリズム(新自由主義)」の破綻でもあるのです。
「まず、メシが食えるようにする」ことからはじめないとどうしようもないのです。
そのことに気付かなかった安倍総理の「KO負け」は当然だったのです。
民主党はそれに先に気付いたのだ。そして「メシを食わせること」一本に絞り参院選で圧勝したのです。
メシが食えなければ何も始まらないのだ。
「衣食足りて礼節を知る」。
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戦後は戦後で、核家族であっても、夫が、大手企業に勤め、それなりに給料が高ければ、専業主婦が豊かな暮らしと両立可能であった。
そういう条件があって、山谷さんのような「子守唄で子育て」などが出来るのです。
しかし、小渕政権後半以降、小泉政権になってからは、グローバリズムが加速しました。
男性も女性もリストラにさらされた。
また、「仕事と家庭が両立できるような働き方」ということも言われました。
しかし、それが悪用され、パートや派遣が増やされた。パートや派遣なら家庭と両立できるだろう、と。
しかし、大嘘だった。今は、むしろ、大手企業に勤める正社員の方が、いろいろな支援策が充実しています。
一方、そこに入れなかった人は悲惨、と言う状況である。パート職員は政府機関でも「妊娠したらやといどめ」と言う有様です。
これでは、おちおち、子育ても十分気が回らない、否、こどもを持とうと言う気持ちすら起きない。
保守主義の「美しい国」と、小泉・安倍流グローバリズムは絶対に両立しない。
その罠に安倍総理は落ち込んだのです。
むろん、安倍総理は、小泉さんのグローバリズムによる矛盾から人々の目をそらせるために、古臭いイデオロギーを振り回して溜飲を下げてもらう。また、北朝鮮の脅威を過度に強調し、目を外に逸らす、ということをし、小泉さんの補完を行ったともいえます。
だが、それはついに破綻した。結局「美しい国」の破綻は、「グローバリズム(新自由主義)」の破綻でもあるのです。
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by hiroseto2004
| 2007-09-15 10:58
| 経済・財政・金融
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