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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

生存権・多様性なき体制は滅ぶ

三国志の時代から、実は歴史は変わっていないことに気づきます。

三国志の時代に曹操が最大勢力(秦になるしばらく前は中国と言えば洛陽や長安など、魏の領域であり、上海や四川省はこれから、というところ)になったのは、
1、屯田を導入し、略奪の軍隊を国民にメシを食わせる軍隊にした。

2、身分にとらわれず人材を登用した。許チョや蜀を滅ぼしたとうがいは、低い身分の出身。多様性の保障。

その時代の制約はありますが、実は生存権と多様性の保障のセットが提供できないシステムはだめになるのです。

イスラム帝国が栄えたのも異教徒を信仰の自由は認めたから。オスマントルコになると、異教徒からマムルークといって高級官僚候補生を登用しました。

中国では元はすぐつぶれましたが、清は、漢民族と満州人の「クオータ制度」をしていました。(実際は人口は支配民族の満州人がすくなかったが、権力は独占しなかった。)

日本の自民党も実は昔は結構多様性があったし、メシもくわせてくれた。
ところがいまや二世、三世のしかも能力がない人が多い。多様性がないのです。

私は、自民党政権が続いたのは歴史的必然だし、いま滅びるのも歴史的必然だと思っています。

永瀬さんがおっしゃることは、実は「古くて新しい」永遠の課題です。

さて、かつては自民党がメシを保障してくれたおかげで、「多様性」だけをリベラル派は言っていればいい時代もあったと思います。

しかし、自民党にメシを保障する機能がなくなった以上、メシも多様性も双方追及しないとリベラル派も難しい。

間隙を縫うように、民主党が「生活が第一」を掲げて圧勝したのです。

厳しい言い方をすれば、「多様性」しか追及しない運動は、自民党がメシを保障したことを暗黙の前提にしていた。

それはくずれています。
国や企業でも、貧困を放置していること、そして階級が固定化し流動性か゛失われているのは深刻で、私は日本の低迷の原因と考えています。

なお東大が年収四百万円以下の家庭の学生に学費を免除するそうです。

「多様性」を取り戻すには大事なことだと思います。人々が人生の選択肢を自由に選べること、それは社会全体の活性化にもつながります。

まとめると、いま「ダイバーシティ」の重要性が強調されています。

また貧困がまた大きな課題です。

貧困の解決とダイバーシティによる社会の活力回復は「古くて新しい課題」であり、日本にとり急務です。


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by hiroseto2004 | 2007-12-06 17:38 | 新しい政治をめざして | Trackback