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by hiroseto2004

厳しく問われる「地方議員」の役割

そろそろ各地方議会で自治体の予算を決める「2月議会」
が始まります。

いまいちど、地方議員さんたちの役割が厳しく問いたいとおもいます。

1、地方議員と民意の乖離

道路特定財源問題では、地方議員(地方六団体)が、民意では少数の
「暫定税率維持」という政府の案を支持する決議を出しています。

ほとんどの自治体で、住民の意見を集約した形跡もありません。

私は、アプリオリに「暫定税率を廃止しろ」とはいっていない。最悪でも
政府の責任において、特別会計の剰余金などを原資に当面の国民生活への
対策をした上で、環境や地方財政を含めた議論を行うべきだと思います。

しかし、住民の悲痛な声を無視し、勝手に政府案を支持し、民主党攻撃に
奔走しているように見えてしまう地方議員とはいったい何なのかと思わ
されます。

2、カネで政治信念を曲げ野合する議員たち・・・岩国


金をぶら下げられると、すぐに、住民の安全などおかまいなしになってしまう
議員たち。これは今回の岩国の空母艦載機移転問題で顕著に現れています。

岩国の場合「市議の先生が事業を強引にねじ込む」という体制から
脱却を図った井原勝介前市長への「逆恨み」から、一部市議が「打倒井原」
の急先鋒として、本来「しがらみを断ち切る改革派」であったはずの小泉チルドレン・
福田良彦さんを市長候補に担ぐという「野合」ぶりです。

3、不勉強なまま行政に介入して混乱を招く議員たち


議員たちの中には、「男女共同参画」=「人間をカタツムリにしてしまう」
、「ジェンダーフリー=セックスフリー」(前豊中市議・北川悟司さんのグループによると
そう見えるらしい)、「性教育=セックス奨励」などという、間違った情報を
鵜呑みにしている人たちがいます。そういう人たちが教育やDV対策などに介入して、
現場の混乱を招いています。

君が代強制派の教育委員が「強制はよくない」と天皇陛下にたしなめられても、まだ、
卒業式に乗り込んで、君が代強制に狂奔している議員(その人は本来右翼なのに)
もいます。

4、「オール与党」で緊張感なしOR「改革派首長いびり」

説明不要でしょう。あなたのお住まいの自治体も多くはこういうパターンではないか?
政策議論は低調なため、今度は、2や3のパターンにはまっていく議員も多く出ます。

「政策」で勝負できない議員たちは「利益誘導」や「教員たたき」などで存在感を
示そうとするのです。

一方、井原勝介さん、秋葉忠利さん、田中康夫さんら「改革派」が首長になると、
いままで「オール与党」だった議員たちが感情的に首長の足を引っ張ります。

TVで田中康夫さんが議会にいびられたのは、みなさんんもご存知でしょう。秋葉さんも
広島市議会を相手に苦労しました。井原さんも昨年は4回も予算を否決されました。

5、市民からもあがる「議員不要論」

広島県内でも、市民から市長(担当職員)が、「タウンミーティング」(広島市)
「市政懇話会」(三原市)などのかたちで、直接市民から意見を聞き、議論を交わす場を
頻繁に設ける自治体が増えています。

政策立案に審議会の「えらい人」ではなく、「ふつうの人」を参加させている自治体
もあります。

そういうところでは、「私たちはボランティアで市政に参加しているのに、議員はなぜ給料を
もらっているのか?」という根源的な疑問を持つ市民も出ています。

一方、議員側には、首長に対して「俺たちの頭越しに住民の意見を聞くとは何事か」
と逆上する人もいます。

6、チェックアンドバランスが大事

国レベルでは国会が「国権の最高機関」です。国会だけが直接選挙で選ばれ、そこから
行政府(内閣総理大臣)が任命されるからです。

一方、地方では、現行の地方自治法の下では、首長と議会の二元代表制になっています。

首長に強力な権限があります。首長には、議会と同じく「立法権」があるのです。
国会が「唯一の立法機関」である国との違いです。

多分、地方議会に求められるのは国レベルでの「参議院的」な役目ではないかと思います。

7、「政策本位」でないから腐敗が起きる

国政はそうはいっても「政策本位」が根付きつつあるが、地方議会選挙は
まだまだであると思います。

都道府県議会の選挙の場合は、政党同士の戦いでそうはいっても政策本位である。

また市町村長の選挙も、それなりに政策本位になるケースも多くなってきました。

ところが、市町村議会のレベルの選挙だと、政策本位にならない。

数十人の議員が「個人」で戦う選挙だからです。「政策」ではなく「個人」がモノをいってしまう。

「個人」の資金力や、地盤、看板がものをいう。現職が強い。サラリーマンは立候補さえしづらい。
女性も、まだまだ男性中心の慣習が根付く地域では、困難がある。

そうすると、議会の構成は大きく偏る。

特に、都市部では、議員とつながる一部の人以外はばかばかしくて投票に行かない。
ますます、一部の人が勝手なことをする、こういう悪循環です。

最近では、お金持ちの子ども(若殿、姫君)が、家業を継ぐ技能や資格がないときに「お前、能力がないから
市議になれ」と親から言われたなる、というひどい例も見聞きします。「議会はお金持ちの
ゴミ箱じゃないぞ」と憤りたくなります。

私は、地方自治体の実情に合わせて、選挙制度はもちろん、議会の要不要も含めて検討できるように
すればよいとおもいます。

8、議会も「面白く」しないと生き残れない!

ただ、数点僭越ながら提案させていただきたい。

■政策本位にするために会派ごとの比例代表制にする。

公明党と共産党以外は無所属で立候補という議会も多い。しかし、当選したら大半が
「自民党」の会派に入るというのがパターンでしょう。初めてその土地に引っ越した人の場合、
「市民派」無所属か、自民党に入る無所属か、見分けがつかないで困ることも多い。
さらにややこしいことに「自民党」にはいる無所属が「市民派」を名乗ったりすると
わけがわからない。

最初から各党派、各会派で候補者名簿と公約を市民に提示し、政策本位で選挙戦を進めれば
こうした問題はおきません。

「個人」に依存しすぎる制度は、政治の中身が「個人」に左右されるリスクも増やすし、
また「余裕のある人」しか立候補できない状況も生みます。政党への不信はわかりますが、
勢いあまって、「個人中心主義」ないし「人治主義」に陥ってはならないのです。

またこの私の提案の利点としては、死亡や辞職が生じても、補欠選挙をせずに繰り上げ
当選させればすむということです。できれば、やむをえぬ理由による欠席のときは
会派の名簿の中から「代理」を繰上げで選ぶということもすれば「出席率100%」
の議会になります。

■供託金を引き下げ、議会も夜間や休日開催など市民参加に努める。

立候補しやすくし、また、夜間や休日に開催することで傍聴もしやすくします。
欧米では、市民に発言タイムを与える議会もあります。

■議会に行政の執行権を移す。議員は少数にするがそのかわり、閣僚のような感じで
役人を指揮する。

■直接行政に参加しにくい人々の意見を代理することに力を入れる。

行政の実施する「直接参加」の場合、どうしても「余裕がある人」が中心に
なりかねない。「えらい人」の意見を代弁してしまっている今の多くの
議員よりは「マシ」かもしれない。しかし、今度は、たとえば、年金生活者や
子どもが独立した後の専業主婦(夫)などに「懇話会」「市民会議」参加者が偏ると
これもよくない。

そこで、「忙しい人」などの意見を、きちんと代理できるように努力する。

以上をすべて実行しろとはいいません。地域の実情に合わせていけばよい。そのために
法律をクリアすることが必要なら、「特区制度」を活用してもよい。

 以上のような、「市民が面白い」と感じるような改革ができないと、結局、議会に
対する不信感は強まるばかりでしょう。行政への住民の直接参加が進んでいけば広島県内でも
みられるような議会不要論も強まることになる。それは「センセイ」たちの「自業自得」です。

改革により、既得権を奪われる「センセイ」もいるでしょう。しかし、きちんと住民
の声を聞き、政策を勉強すればそういう議員は大丈夫ではないのか?

気を引き締めていただきたいと思います。

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