東京から各地への連帯の挨拶
2008年 04月 27日
メーデーをたくらみ闘う仲間のみなさんに挨拶を送ります。
人間相互の豊かな関わり合いの中で実現されるべき生存は、いまや個人の孤立した営為へと切り縮められています。自らの力を、市場で売り買い可能なものへと変形し、その価格を引き上げることが生存の条件とされているのです。
その結果、女性と若者の半数が非正規雇用に置かれ、一千万人が年収二百万円以下で生活する一方で、日々、雇用される能力を測られて働く正社員が次々と過労死、過労自殺へと追い込まれています。また、経営者利得と株主への配当が激増し、厚い富裕層が形成されることで、あらゆるものが私的所有にさらされ、金も資源も持たないものは、これまで利用してきた公共の空間や資源からも排除されて危機を生きなければならなくなっています。
生きることを、際限のない競争の果てに与えられる不安定な褒賞にしてよいはずはありません。私たちがこの世に生を受けたのは、何も身を粉にして働き続けるためではないからです。東京で私たちは「自由と生存のメーデー」を呼び掛けています。自由と生存を引き換えにするのではなく、自由も生存も求めるためです。生きることはただ働くことではなく、人と出会い、騒ぎ、楽しみ、別れることのすべてです。この当たり前のことを表現し訴えていきます。
仲間のみなさん。私たちが時に労働者、時に消費者として、あるいは排除される者として接してきた街を、互いが豊かにかかわり、生きる場所へと取り戻すために、「よこせ」という正当な声を各地からあげていきましょう。
自立への孤立ではなく、連帯の中に自律を求めて。
2008年4月27日
フリーター全般労働組合書記長/自由と生存のメーデー08実行委員 山口素明
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人間相互の豊かな関わり合いの中で実現されるべき生存は、いまや個人の孤立した営為へと切り縮められています。自らの力を、市場で売り買い可能なものへと変形し、その価格を引き上げることが生存の条件とされているのです。
その結果、女性と若者の半数が非正規雇用に置かれ、一千万人が年収二百万円以下で生活する一方で、日々、雇用される能力を測られて働く正社員が次々と過労死、過労自殺へと追い込まれています。また、経営者利得と株主への配当が激増し、厚い富裕層が形成されることで、あらゆるものが私的所有にさらされ、金も資源も持たないものは、これまで利用してきた公共の空間や資源からも排除されて危機を生きなければならなくなっています。
生きることを、際限のない競争の果てに与えられる不安定な褒賞にしてよいはずはありません。私たちがこの世に生を受けたのは、何も身を粉にして働き続けるためではないからです。東京で私たちは「自由と生存のメーデー」を呼び掛けています。自由と生存を引き換えにするのではなく、自由も生存も求めるためです。生きることはただ働くことではなく、人と出会い、騒ぎ、楽しみ、別れることのすべてです。この当たり前のことを表現し訴えていきます。
仲間のみなさん。私たちが時に労働者、時に消費者として、あるいは排除される者として接してきた街を、互いが豊かにかかわり、生きる場所へと取り戻すために、「よこせ」という正当な声を各地からあげていきましょう。
自立への孤立ではなく、連帯の中に自律を求めて。
2008年4月27日
フリーター全般労働組合書記長/自由と生存のメーデー08実行委員 山口素明
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Tracked
from 【年収】気になる他人の年収
at 2008-04-27 22:37
by hiroseto2004
| 2008-04-27 12:57
| 生存ユニオン・独立系メーデー
|
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