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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

全国フェミニスト議員連盟夏合宿

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30日、全国フェミニスト議員連盟の夏合宿が静岡県富士市で始まりました。

主催者のフェミニスト議員連盟の陣内代表があいさつ。

その後、富士市の鈴木市長から歓迎のことばをいただきました。

続いて
『パリテの論理
男女共同参画の技法』というタイトルで関東大学大学院教授・糠塚康江さんが講演しました。

フランスにおける政治における男女共同参画について以下のように紹介しました。

◇フランス共和制では、男性国会議員が女性も含む国民を代表する構造になっていた。
◇女性排除が不可視になっていた。
◇1944年まで女性が参政権を得られなかった。
その後も厳しい状態が続いた。

◇性別役割分担。女性の経済的地位の低さ。
◇選挙制度が小選挙区二回投票制で、女性が当選しにくくなった。新規に参入しにくくなった。
◇国会議員と地方首長が兼職が可能なため、新人が参入しにくくなっていた。
◇政党は男性中心。
◇女性運動が議会進出を掲げてこなかった。
◇男性の六割は家事をしなかった。

国際社会に人権の母国・フランスはおいていかれた。

また、クオータ制はフランスでは違憲判断をうけた。

市民を性別化できない、と憲法院は判断した。

『形式的平等の原則』が貫かれた。1970年代まで男女別統計すらなかった。

そうした中でクオータ制を求める運動は衰退した。

そこで、ガスパールを中心に、パリテの論理を広げていきました。

伝統的な平等に対してパリテを対置しました。

「パリテは均衡のための措置。現に存在する男女格差は法律によって生まれた。男性によって独占された権力を脱ジェンダー化するものだ。」

と主張した。

伝統的な共和制は、パリテは本質主義になる、という批判。左翼からは、支配・被支配関係が問題だ、と批判した。

パリテの推進には有力女性政治家が超党派の結束しました。そして男性の有力政治家もこぞって支持。1999年に憲法が改正されました。

その後、国民議会や元老院、経済社会諮問院などに女性の権力及び男女の機会均等に関する議員代表をもうけています。

ただ、まだまだ女性議員率は低い。

脱法行為を男性政治家たちはしています。

また、なまじフランスが民主主義の歴史が長く男性が中心で民主主義をやってきたので男性中心の文化が染み付いています。

一方、スペインや北欧は若い民主主義でそれが幸いして女性議員率も高いということです。

そして日本については、政党に働きかけるのが近道である。男女共同参画を各政党を競い合う構図にするのが課題、と締めくくりました。


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Tracked from 村野瀬玲奈の秘書課広報室 at 2008-08-30 15:45
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by hiroseto2004 | 2008-08-30 15:02 | ジェンダー・人権 | Trackback(2)